WordPress テーマ「THE THOR」を使っているなら、適切なプラグインの選択がSEO効果を格段にアップさせるカギとなります。でも、実際にはどのプラグインを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
実は、THE THORは既に多くのSEO機能が組み込まれているため、闇雲にプラグインを入れると逆効果になることもあります。今回は、THE THORの特徴を活かしながらSEO効果を最大化できるプラグイン10選をご紹介します。プラグインの基本情報から実際の使い方まで、中学生でもわかるように解説していきます。
正しいプラグイン選びで、あなたのサイトも検索上位を狙えるようになりますよ。
THE THORってどんなWordPressテーマ?基本情報を押さえよう
THE THORについて、まずは基本的な情報から整理していきましょう。このテーマがどのような特徴を持っているかを理解することで、どんなプラグインが必要なのかが見えてきます。
開発者と販売会社は?信頼できる作り手なのか
THE THORは、フィット株式会社が開発・販売している日本製のWordPressテーマです。同社は「WING(AFFINGER5)」なども手がけており、WordPress業界では老舗の信頼できる企業として知られています。
開発チームには、元Yahoo!やGoogle出身のSEO専門家も参加しているのがポイント。つまり、検索エンジンの仕組みを熟知したプロが作ったテーマということですね。だからこそ、最初からSEOに強い構造になっているんです。
ここで注意したいのが、海外製のテーマと違って日本語での充実したサポートが受けられること。困ったときに日本語で質問できるのは、初心者にとって大きな安心材料になります。
料金はどのくらい?コスパは良いの?
THE THORの基本情報を表でまとめてみましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
販売価格 | 16,280円(税込) |
ライセンス | 複数サイトで利用可能 |
サポート期間 | 無制限 |
アップデート | 無料(永続) |
返金保証 | なし |
動作環境 | WordPress 5.0以降 |
価格は16,280円と、他の有料テーマと比べて中程度の設定です。ただし、一度購入すれば複数のサイトで使い回せるので、実質的にはかなりお得。月額制のテーマと違って、追加料金もかかりません。
実は、THE THORの最大のメリットは「買い切り型」であること。長期間サイト運営を考えているなら、月額500円のテーマを2年使うより安くなる計算です。

どんなSEO機能が最初から付いている?
THE THORに標準搭載されているSEO機能は、想像以上に豊富です。以下の表で主な機能をチェックしてみましょう。
SEO機能 | 詳細 |
---|---|
構造化データ | パンくずリスト、記事、レビューなど自動生成 |
高速化機能 | 画像遅延読み込み、CSS・JS最適化 |
AMP対応 | モバイル高速表示に対応 |
PWA対応 | アプリライクな表示が可能 |
メタタグ設定 | タイトル、ディスクリプション簡単設定 |
OGP設定 | SNSシェア時の表示を自動最適化 |
内部SEO | 見出し構造、alt属性など自動最適化 |
これらの機能が最初から使えるということは、同じ機能を持つプラグインは必要ないということです。むしろ、機能が重複するプラグインを入れると、サイトが重くなったり不具合の原因になったりします。
ここが重要なポイント。THE THORを使うなら「足りない部分だけを補うプラグイン選び」が成功の秘訣なんです。
THE THORに入れるべき必須プラグイン10選
それでは、THE THORと相性抜群のプラグイン10選をご紹介します。どれも実際に多くのユーザーが使って効果を実感しているものばかりです。
Google XML Sitemaps – 検索エンジンに「新しい記事書いたよ!」と教えてくれる
Google XML Sitemapsは、サイトマップを自動で作成・更新してくれる便利なプラグインです。新しい記事を公開するたびに、Googleに「更新したよ!」と自動で報告してくれます。
項目 | 内容 |
---|---|
開発者 | Arne Brachhold |
料金 | 無料 |
最新バージョン | 4.1.13 |
有効インストール数 | 200万以上 |
WordPress要件 | 4.6以降 |
実は、THE THORにもサイトマップ機能はありますが、Google XML Sitemapsの方が細かい設定ができるのが特徴。たとえば、どのページをサイトマップに含めるか、更新頻度をどう設定するかなど、SEO効果を高めるための調整が可能です。
設定も簡単で、インストール後は基本的に自動で動いてくれます。検索エンジンからのアクセスアップを狙うなら、まず入れておきたいプラグインの筆頭格です。

Akismet Anti-Spam – コメント欄の迷惑メールを自動でブロック
Akismet Anti-Spamは、スパムコメントを自動で判定・削除してくれるセキュリティプラグインです。WordPress.comが開発しているため、信頼性も抜群。
コメント機能を有効にしているサイトなら必須のプラグインです。というのも、スパムコメントはSEOにも悪影響を与える可能性があるから。検索エンジンが「品質の低いサイト」と判断してしまうリスクを回避できます。
項目 | 内容 |
---|---|
開発者 | Automattic |
料金 | 個人ブログは無料、商用は月額8.25ドル〜 |
最新バージョン | 5.3.2 |
有効インストール数 | 500万以上 |
精度 | 99.99% |
ただし、商用サイトの場合は有料版が必要になります。とはいえ、月額8.25ドルでスパム対策ができるなら、サイトの信頼性を考えれば安い投資といえるでしょう。
Broken Link Checker – リンク切れを見つけて教えてくれる便利屋さん
Broken Link Checkerは、サイト内のリンク切れを自動で検出してくれるプラグインです。リンク切れはユーザビリティだけでなく、SEOにも悪影響を与えるため、早めの対処が重要になります。
項目 | 内容 |
---|---|
開発者 | Janis Elsts |
料金 | 無料 |
最新バージョン | 1.11.21 |
チェック頻度 | 72時間ごと(設定変更可能) |
対応リンク | 内部リンク、外部リンク、画像リンク |
このプラグインの素晴らしいところは、リンク切れを見つけたときにメール通知してくれること。毎日サイトをチェックしなくても、問題があれば自動で教えてくれるんです。
ただし、サイトの規模が大きくなると動作が重くなる場合があります。その場合は、チェック頻度を週1回程度に調整するのがおすすめです。

SiteGuard WP Plugin – 不正ログインから守ってくれる用心棒
SiteGuard WP Pluginは、WordPress管理画面への不正アクセスを防ぐセキュリティプラグインです。JP-Secure(日本企業)が開発しており、日本語での完全対応が魅力。
項目 | 内容 |
---|---|
開発者 | JP-Secure |
料金 | 無料 |
最新バージョン | 1.3.5 |
主要機能 | ログインロック、画像認証、ログイン履歴 |
日本語対応 | 完全対応 |
セキュリティがなぜSEOと関係するのか、疑問に思うかもしれませんね。実は、サイトが乗っ取られてスパムコンテンツを掲載されると、検索エンジンからペナルティを受ける可能性があるんです。
SiteGuard WP Pluginなら、ブルートフォース攻撃(総当たり攻撃)を自動でブロック。ログイン画面に画像認証も追加できるため、セキュリティレベルが格段にアップします。

UpdraftPlus – サイトを丸ごとバックアップしてくれる保険
UpdraftPlusは、WordPressサイト全体を自動でバックアップしてくれるプラグインです。「バックアップがSEOと関係あるの?」と思うかもしれませんが、実は大いに関係があります。
項目 | 内容 |
---|---|
開発者 | UpdraftPlus.com |
料金 | 基本機能無料、Premium版年額70ドル〜 |
最新バージョン | 1.24.6 |
バックアップ先 | Google Drive、Dropbox、Amazon S3など |
スケジュール | 毎日、毎週、毎月から選択可能 |
サイトにトラブルが発生して復旧に時間がかかると、検索エンジンのクローラーがアクセスできなくなります。これが続くと、検索順位に悪影響が出る可能性があるんです。
UpdraftPlusなら、万が一の時でも数クリックでサイトを元の状態に復元可能。まさに「転ばぬ先の杖」として重要な役割を果たしてくれます。

All in One SEO – メタタグ設定がラクラクできる
All in One SEOは、WordPressで最も人気の高いSEOプラグインの一つです。THE THORにも基本的なSEO機能はありますが、より細かい設定をしたい場合に重宝します。
項目 | 内容 |
---|---|
開発者 | All in One SEO Team |
料金 | 基本機能無料、Pro版年額49.50ドル〜 |
最新バージョン | 4.7.4 |
有効インストール数 | 300万以上 |
主要機能 | メタタグ、XML サイトマップ、ソーシャルメディア |
ただし、THE THORとの機能重複に注意が必要です。両方で同じ設定をすると、コンフリクト(衝突)が起こる可能性があります。使用する場合は、THE THOR側のSEO機能を一部オフにする調整が必要になります。
実は、初心者の方にはちょっとハードルが高いかもしれません。THE THORの標準機能で十分という場合も多いので、本当に必要かどうか慎重に判断しましょう。

MonsterInsights – Googleアナリティクスが簡単に見られる
MonsterInsightsは、Googleアナリティクスの設定・表示を簡単にしてくれるプラグインです。WordPress管理画面内で重要な数値が確認できるため、わざわざGoogleアナリティクスにログインする手間が省けます。
項目 | 内容 |
---|---|
開発者 | MonsterInsights |
料金 | 基本機能無料、Pro版年額99.50ドル〜 |
最新バージョン | 8.28.0 |
有効インストール数 | 300万以上 |
対応バージョン | GA4完全対応 |
SEO改善には、アクセス解析のデータが不可欠です。どのページがよく読まれているか、どこから訪問者が来ているかといった情報を把握することで、効果的な施策が打てるようになります。
MonsterInsightsなら、複雑なGoogleアナリティクスの設定も数クリックで完了。初心者でも迷わず設定できるのが大きな魅力です。

Table of Contents Plus – 記事に目次を自動で作ってくれる
Table of Contents Plusは、記事の見出しから自動で目次を生成してくれるプラグインです。ユーザビリティの向上だけでなく、SEO効果も期待できる優れもの。
項目 | 内容 |
---|---|
開発者 | Michael Tran |
料金 | 無料 |
最新バージョン | 2111 |
カスタマイズ | 表示位置、デザイン、表示条件など |
対応見出し | H1〜H6すべて対応 |
目次があることで、読者は記事の全体像を把握しやすくなります。また、Googleなどの検索エンジンも記事の構造を理解しやすくなるため、SEO的にもプラス効果が期待できるんです。
THE THORには標準で目次機能がありませんので、このプラグインは特に重要。長めの記事を書くことが多いなら、ぜひ導入しておきたいプラグインです。

Contact Form 7 – お問い合わせフォームがサクッと作れる
Contact Form 7は、お問い合わせフォームを簡単に作成できるプラグインです。日本人開発者による日本製プラグインのため、日本語での情報も豊富。
項目 | 内容 |
---|---|
開発者 | Takayuki Miyoshi |
料金 | 無料 |
最新バージョン | 5.9.8 |
有効インストール数 | 500万以上 |
カスタマイズ | フィールド追加、バリデーション、自動返信など |
お問い合わせフォームがあることで、サイトの信頼性がアップします。これは間接的ながらSEO効果につながる重要な要素。Googleは「ユーザーにとって有益なサイト」を高く評価するからです。
設定方法もシンプルで、HTMLやCSSの知識がなくても、直感的にフォームを作成できます。企業サイトやブログサイトを運営するなら、必須のプラグインといえるでしょう。

Yoast Duplicate Post – 記事の複製が一瞬でできる
Yoast Duplicate Postは、既存の投稿や固定ページを簡単に複製できるプラグインです。似たような記事を作る際の時短ツールとして重宝します。
項目 | 内容 |
---|---|
開発者 | Enrico Battocchi & Team Yoast |
料金 | 無料 |
最新バージョン | 4.5 |
機能 | 投稿複製、下書き作成、新規投稿として複製 |
複製内容 | タイトル、本文、カテゴリー、タグ、カスタムフィールド |
「これがSEOと関係あるの?」と思うかもしれませんね。実は、定期的なコンテンツ更新はSEOの重要な要素の一つ。記事作成の効率がアップすることで、より多くの高品質なコンテンツを公開できるようになります。
たとえば、商品レビュー記事を書く際、基本的な構成をテンプレート化しておけば、商品情報だけを変更するだけで新しい記事が完成します。時短効果は絶大ですよ。
THE THORと相性が悪いプラグイン – 入れちゃダメなものはコレ
ここまで おすすめプラグインを紹介してきましたが、逆にTHE THORと相性が悪いプラグインもあります。機能が重複してしまい、サイトの動作に悪影響を与える可能性があるものです。
All in One SEO Pack – 機能がかぶって重くなる原因
All in One SEO Pack(現在のAll in One SEO)は優秀なプラグインですが、THE THORとは機能の重複が多すぎるため注意が必要です。
重複する機能 | THE THOR | All in One SEO |
---|---|---|
メタタグ設定 | ○ | ○ |
OGP設定 | ○ | ○ |
XMLサイトマップ | △ | ○ |
構造化データ | ○ | ○ |
パンくずリスト | ○ | ○ |
両方を同時に使うと、同じ処理が重複して実行されるため、サイトの表示速度が遅くなってしまいます。また、設定が競合して思わぬ不具合の原因になることも。
もしAll in One SEOを使いたい場合は、THE THOR側のSEO機能を無効化する必要があります。ただし、初心者には設定が複雑になるため、あまりおすすめできません。
Jetpack – 高機能すぎて逆に足を引っ張る
JetpackはWordPress.comが開発している多機能プラグインです。統計情報、セキュリティ、SNS連携など、50以上の機能が一つにパッケージされています。
しかし、THE THORユーザーには重すぎるプラグインといえるでしょう。THE THORに既にある機能と重複するものが多く、使わない機能まで読み込まれてしまうためです。
Jetpackの主要機能 | THE THORでの対応 |
---|---|
サイト統計 | Googleアナリティクス推奨 |
SNSシェアボタン | 標準搭載 |
関連記事表示 | 標準搭載 |
サイトマップ | 標準搭載(XMLは別途推奨) |
画像最適化 | 標準搭載 |
必要な機能だけを個別のプラグインで導入する方が、THE THORの場合は効率的です。Jetpackを使うなら、本当に必要な機能だけを選択して有効化しましょう。
キャッシュ系プラグイン – THE THORの機能と衝突する
THE THORには既に高速化機能が組み込まれているため、追加でキャッシュプラグインを入れると衝突する可能性があります。
代表的なキャッシュプラグインとTHE THORの機能を比較してみましょう。
プラグイン | THE THORとの相性 | 注意点 |
---|---|---|
W3 Total Cache | △ | 設定によっては競合 |
WP Super Cache | △ | CSS/JS最適化で競合の可能性 |
WP Rocket | ○ | 有料だが比較的相性良好 |
LiteSpeed Cache | △ | サーバー環境に依存 |
もしキャッシュプラグインを使用する場合は、THE THORの高速化機能をオフにする必要があります。ただし、初期状態でもかなり高速なので、まずはプラグインなしで様子を見るのがおすすめです。
プラグインを選ぶときの3つのポイント
THE THORでプラグインを選ぶ際には、いくつかの重要なポイントがあります。間違った選択をすると、せっかくのテーマの良さを台無しにしてしまう可能性も。
THE THORの機能と重複しないか確認しよう
最も大切なのは、THE THORに既にある機能と重複しないプラグインを選ぶこと。重複すると、以下のような問題が発生します。
- サイトの表示速度が遅くなる
- 設定が競合して不具合の原因になる
- メモリ使用量が無駄に増加する
- 管理画面の動作が重くなる
THE THORの主要機能をしっかり把握してから、本当に必要な機能を補完するプラグインだけを選びましょう。「あれもこれも」と欲張ると、結果的にサイトのパフォーマンスが悪化してしまいます。
実際に導入する前に、THE THORの公式サイトで推奨・非推奨プラグインをチェックするのも重要です。開発元が動作確認しているプラグインなら、安心して使えますからね。
サイトの表示速度を遅くしないか考えよう
プラグインを追加するたびに、少しずつサイトの表示速度は遅くなります。SEOにおいて表示速度は重要な要素の一つなので、慎重に判断する必要があります。
表示速度の影響 | SEOへの影響度 | ユーザー体験への影響 |
---|---|---|
1秒未満 | ◎ | 非常に良い |
1-3秒 | ○ | 良い |
3-5秒 | △ | 普通 |
5秒以上 | × | 悪い(離脱率高) |
表示速度を測定できるツールを使って、プラグイン導入前後での変化をチェックしましょう。GoogleのPageSpeed InsightsやGTmetrixなどが無料で利用できます。
もし明らかに遅くなった場合は、そのプラグインが本当に必要かどうか再検討してください。便利な機能でも、サイト全体のパフォーマンスを下げてしまっては本末転倒です。
本当に必要な機能かどうか見極めよう
プラグインの導入を検討する際は、「なんとなく便利そう」ではなく、明確な目的を持って選ぶことが大切です。
以下のような基準で判断すると良いでしょう。
必須レベル(すぐ導入すべき)
- セキュリティ関連(SiteGuard WP Plugin)
- バックアップ関連(UpdraftPlus)
- スパム対策(Akismet Anti-Spam)
重要レベル(サイトの目的に応じて)
- アクセス解析(MonsterInsights)
- お問い合わせフォーム(Contact Form 7)
- 目次生成(Table of Contents Plus)
あると便利レベル(余裕があれば)
- リンク切れチェック(Broken Link Checker)
- 記事複製(Yoast Duplicate Post)
この優先順位を参考に、本当に必要なものから順番に導入していきましょう。一度にたくさん入れずに、一つずつ様子を見ながら追加するのがコツです。
プラグインを安全にインストールする手順
プラグインのインストールは簡単ですが、万が一の事態に備えて適切な手順を踏むことが重要です。特にTHE THORのような高機能テーマでは、慎重さが求められます。
バックアップを取ってから始めよう
プラグインをインストールする前に、必ずサイト全体のバックアップを取りましょう。これは鉄則といっても過言ではありません。
バックアップの方法は主に以下の3つです。
バックアップ方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
プラグイン(UpdraftPlus等) | 自動化可能、復元も簡単 | 容量制限がある場合も |
サーバー機能 | 高速、容量制限なし | サーバーによって機能差 |
手動FTP | 完全コントロール可能 | 時間がかかる、上級者向け |
初心者の方には、UpdraftPlusなどのバックアッププラグインがおすすめ。設定も簡単で、復元作業も数クリックで完了します。
バックアップを取る際は、データベースとファイルの両方を保存することを忘れずに。どちらか一方だけでは、完全な復元ができない場合があります。
一つずつインストールして動作確認
複数のプラグインを同時にインストールするのは避けましょう。もし問題が発生した場合、どのプラグインが原因かわからなくなってしまいます。
正しい手順は以下の通りです。
ステップ1:プラグインをインストール
WordPress管理画面から「プラグイン」→「新規追加」でプラグインを検索・インストール。この段階ではまだ有効化しません。
ステップ2:有効化して基本動作をチェック
プラグインを有効化したら、サイトのフロント画面と管理画面の両方で異常がないかチェック。エラーメッセージが表示されていないか確認しましょう。
ステップ3:詳細設定と動作テスト
プラグインの設定を行い、期待通りに動作するかテスト。この段階で問題があれば、設定を見直すか、プラグインの無効化を検討します。
ステップ4:数日間の様子見
問題なく動作しているように見えても、数日間は注意深く観察を続けましょう。アクセス数やサイトの表示速度に変化がないか確認してください。
不具合が起きたときの対処法
プラグインが原因で不具合が発生した場合の対処法を知っておけば、慌てずに済みます。
軽微な問題の場合
- プラグインの設定を再確認
- 他のプラグインとの競合がないかチェック
- プラグインを一時的に無効化して問題が解決するか確認
重大な問題の場合
- 管理画面にアクセスできなくなった
- サイトが真っ白になった(ホワイトスクリーン)
- エラーメッセージが表示され続ける
このような場合は、FTPソフトを使ってプラグインのフォルダを削除するか、バックアップからサイトを復元しましょう。
対処法 | 難易度 | 効果 |
---|---|---|
管理画面から無効化 | 易 | ○ |
FTPでフォルダ削除 | 中 | ◎ |
バックアップから復元 | 易 | ◎ |
重要なのは、パニックにならずに冷静に対処すること。バックアップがあれば、どんな問題も解決できます。
SEO効果を最大化するプラグインの使い方
プラグインをただインストールするだけでは、SEO効果は期待できません。適切な設定と運用があってこそ、検索順位の向上につながるんです。
XMLサイトマップを検索エンジンに登録する方法
Google XML Sitemapsを導入したら、必ずGoogle Search Consoleにサイトマップを登録しましょう。これをしないと、せっかくのサイトマップが活用されません。
登録手順を詳しく説明します。
Google Search Consoleでの登録手順
- Google Search Consoleにログイン
Googleアカウントでログインし、対象のサイトを選択します。 - サイトマップメニューを選択
左メニューから「インデックス」→「サイトマップ」をクリック。 - サイトマップURLを入力
「新しいサイトマップの追加」に「sitemap.xml」と入力して送信。 - 送信状況を確認
数時間から数日で処理され、ステータスが「成功」になれば完了です。
項目 | 確認ポイント |
---|---|
送信済みURL数 | サイトのページ数と大きく乖離していないか |
インデックス登録済み | 送信済みURLのうち実際に登録されたもの |
エラー | 404エラーやリダイレクトエラーがないか |
登録後は定期的にステータスを確認し、エラーがあれば対処しましょう。新しいページを公開した際も、自動で更新されているかチェックしてください。
メタディスクリプションを効果的に書くコツ
メタディスクリプションは、検索結果に表示される説明文です。クリック率に大きく影響するため、魅力的な文章を心がけましょう。
効果的なメタディスクリプションの特徴を表にまとめました。
要素 | 推奨内容 | 文字数目安 |
---|---|---|
文字数 | 120-160文字 | スマホ表示を考慮 |
キーワード | 検索キーワードを自然に含める | 2-3個程度 |
内容 | 記事の要約と読むメリット | 具体的で魅力的に |
語尾 | 行動を促す表現 | 「〜ください」「〜ましょう」 |
良い例と悪い例
良い例:
「THE THORでSEO強化できるプラグイン10選を紹介。表示速度を落とさず検索順位アップを目指せる厳選プラグインの特徴と設定方法を詳しく解説します。」(82文字)
悪い例:
「プラグインについて説明しています。」(20文字)
悪い例は文字数が少なすぎて、検索ユーザーに記事の価値が伝わりません。また、検索キーワードも含まれていないため、クリックされる可能性は低いでしょう。
メタディスクリプションを書く際は、「なぜこの記事を読む必要があるのか」を明確に伝えることが重要です。
内部リンクを自動で最適化する設定
内部リンクの最適化は、SEOにおいて非常に重要な要素です。関連記事への適切なリンクは、ユーザーの滞在時間延長とページビュー増加につながります。
THE THORには関連記事表示機能がありますが、より効果的な内部リンクを作るためのプラグインもあります。
プラグイン | 機能 | 料金 |
---|---|---|
Internal Link Juicer | キーワードから自動リンク生成 | 無料 |
Link Whisper | AI による内部リンク提案 | 年額77ドル |
Yet Another Related Posts Plugin | 関連記事の高精度表示 | 無料 |
Internal Link Juicerは特におすすめ。設定したキーワードが記事中に出現すると、自動で内部リンクを生成してくれます。
効果的な内部リンクのポイント
- 関連性の高いページ同士をリンク:ユーザーが求めている情報に近いページへのリンクを優先
- アンカーテキストを工夫:「こちら」ではなく、リンク先の内容がわかる文言を使用
- リンク数を適度に調整:1記事あたり3-5個程度が目安
- 新しい記事から古い記事へもリンク:サイト全体の回遊性を高める
内部リンクの効果は即座に現れるものではありませんが、継続することで確実にSEO効果が現れてきます。
プラグインのメンテナンスで気をつけること
プラグインは「入れて終わり」ではありません。適切なメンテナンスを継続することで、安全かつ効果的に使い続けることができます。
定期的なアップデートは必須
プラグインのアップデートは、セキュリティ面でもSEO面でも重要な作業です。古いバージョンを使い続けると、様々なリスクが発生する可能性があります。
アップデートが必要な理由を整理してみましょう。
リスク | 影響度 | 対策の重要度 |
---|---|---|
セキュリティホール | 高 | 最優先 |
WordPress本体との互換性 | 高 | 高 |
新機能の追加 | 中 | 中 |
バグ修正 | 中 | 高 |
表示速度の改善 | 中 | 中 |
ただし、アップデートは慎重に行う必要があります。まずはテスト環境で動作確認してから、本番環境に適用するのが理想的。
アップデートの手順
- バックアップを取る:何かあったときのために必須
- テスト環境で確認:可能であれば本番と同じ環境で事前テスト
- 本番環境でアップデート:平日の日中など、問題があってもすぐ対処できる時間帯に実施
- 動作確認:フロント画面と管理画面の両方をチェック
メジャーアップデート(バージョン番号の大きな変更)の場合は、特に慎重になりましょう。設定方法が変わったり、機能が大幅に変更されたりする場合があります。
使わないプラグインは削除しよう
「念のため」と思って無効化したまま放置しているプラグインはありませんか?実は、無効化されたプラグインにもリスクがあるんです。
使わないプラグインを放置するリスクは以下の通り。
セキュリティリスク
- 無効でもファイルは残っているため、セキュリティホールの対象になる
- アップデートされないため、脆弱性が放置される
- 悪意のあるユーザーに悪用される可能性
パフォーマンス面のリスク
- ファイルの数が増えてサーバーの負荷になる
- WordPress の動作が重くなる可能性
- 管理画面が見づらくなる
定期的にプラグイン一覧を見直し、本当に必要なものだけを残すようにしましょう。
判断基準 | 対処法 |
---|---|
3ヶ月以上使っていない | 削除を検討 |
機能が他のプラグインと重複 | どちらか一方を削除 |
開発が停止している | 代替プラグインに乗り換え |
WordPress本体の機能で代用可能 | プラグインを削除 |
ただし、削除前には必ずバックアップを取ってください。後から「やっぱり必要だった」となっても、設定を復元できるようにしておくことが重要です。
サイトスピードをチェックする習慣をつけよう
プラグインを追加・更新するたびに、サイトの表示速度に変化がないかチェックしましょう。SEOにおいて表示速度は重要な要素の一つだからです。
おすすめの測定ツールと特徴を紹介します。
ツール | 特徴 | おすすめ度 |
---|---|---|
PageSpeed Insights | Google 公式、モバイル重視 | ◎ |
GTmetrix | 詳細な分析、改善提案あり | ○ |
Pingdom | シンプルで分かりやすい | ○ |
WebPageTest | 上級者向け、詳細設定可能 | △ |
月に1回程度、定期的にチェックする習慣をつけましょう。数値が悪化している場合は、最近追加したプラグインが原因の可能性があります。
目標とすべき数値
- PageSpeed Insights スコア:85点以上(モバイル・デスクトップ共に)
- 表示時間:3秒以内(理想は1秒以内)
- ファーストコンテンツフルペイント:1.8秒以内
これらの数値を下回る場合は、プラグインの見直しや最適化を検討してください。表示速度の改善は、SEO効果だけでなくユーザー体験の向上にも直結します。
まとめ
THE THORでSEO効果を最大化するためのプラグイン選びについて詳しく解説してきました。重要なのは「闇雲に追加するのではなく、本当に必要なものだけを厳選する」ということです。
THE THORは既に多くのSEO機能を備えているため、機能の重複を避けながら足りない部分を補完するプラグインを選ぶことが成功の秘訣。今回紹介した10選は、どれもTHE THORとの相性を考慮して選んだものばかりです。
プラグインは入れて終わりではなく、適切な設定と継続的なメンテナンスが重要。定期的なアップデートとパフォーマンスチェックを習慣化することで、安全かつ効果的にプラグインを活用できるようになります。まずは必須レベルのプラグインから導入して、徐々にサイトの完成度を高めていきましょう。
