Easy Digital Downloads Proでデジタル商品を販売！WordPress有料版の特徴と使い方

WordPressでデジタル商品を売りたいけど、どのプラグインがいいか迷っていませんか？実は、Easy Digital Downloads Proという頼もしい味方があるんです。

このプラグインは、電子書籍や音楽、写真素材などのデジタル商品販売に特化したツールです。無料版もありますが、Pro版になると決済方法の充実やセキュリティ機能の強化など、本格的なネット販売に必要な機能がグッと増えます。

今回は、Easy Digital Downloads Proの料金体系から実際の使い方まで、中学生でも分かるように詳しくお伝えします。デジタル商品販売を始めたい方には、きっと役立つ情報が満載ですよ。

まずは「Easy Digital Downloads Pro」って何なの？基本的な疑問をスッキリ解決

デジタル商品って何？身近な例で理解しよう

デジタル商品と聞くと難しそうですが、実は私たちの身の回りにたくさんあります。たとえば、スマホアプリの有料版や、音楽のダウンロード販売がそれです。

具体的には、こんなものがデジタル商品になります。PDF形式の電子書籍、写真やイラストの素材集、オンライン講座の動画、ソフトウェアやアプリなどです。物理的な商品と違って、在庫を抱える心配がないのが大きなメリットですね。

Easy Digital Downloads Proは、これらのデジタル商品をWordPressサイトで簡単に販売できるプラグインです。まるでオンラインの自動販売機のようなものだと考えると分かりやすいでしょう。

Easy Digital Downloads Proの料金プランをチェック！どれくらいの予算が必要？

気になる料金ですが、Easy Digital Downloads Proには複数のプランが用意されています。

プラン名	年間料金	主な機能
Personal	$99.50	基本的な販売機能・1サイト
Extended	$199.50	高度な機能・3サイト
Professional	$299.50	全機能・無制限サイト
All Access	$499.50	全拡張機能・無制限サイト

実は、この料金体系は他の同種プラグインと比べてもリーズナブルです。月割りにすると、Personalプランなら月額約830円程度。コーヒー数杯分の値段で、本格的なデジタル商品販売システムが手に入ると考えれば、かなりお得ですね。

無料版とPro版の違いが知りたい！何ができるようになるの？

「無料版じゃダメなの？」と思うかもしれませんが、実はここに大きな違いがあります。

機能	無料版	Pro版
基本的な販売機能	○	○
PayPal決済	○	○
Stripe決済	×	○
顧客管理機能	限定的	充実
ダウンロード制限	×	○
自動メール送信	基本のみ	詳細設定可能
サポート	コミュニティのみ	優先サポート

たとえば、無料版ではクレジットカード決済のStripeが使えません。これは、お客さんの利便性を考えると大きなハンデになります。Pro版なら、PayPalとStripe両方に対応しているので、幅広いお客さんのニーズに応えられるんです。

このプラグインを作ったのは誰？信頼できる会社なの？

Easy Digital Downloads Proを開発したのは、Sandhills Development社です。この会社は2012年からWordPressプラグインの開発を続けている老舗で、現在では世界中で10万以上のサイトがこのプラグインを利用しています。

項目	詳細
開発会社	Sandhills Development
設立年	2012年
利用サイト数	10万以上
最新バージョン	3.3.5.2
日本語対応	部分対応

ここで注目したいのは、長期間にわたって継続的にアップデートされていることです。これは、プラグインの安全性や機能向上に真剣に取り組んでいる証拠といえるでしょう。

Easy Digital Downloads Proを使うと、こんなに便利になる5つの理由

決済方法がたくさん選べて、お客さんの「買いたい」気持ちを逃さない

「せっかくお客さんが商品を気に入ったのに、決済方法がないから諦められた…」こんな経験はありませんか？Easy Digital Downloads Proなら、そんな心配は無用です。

対応している決済方法は、PayPal、Stripe（クレジットカード）、Amazon Pay、Apple Payなど多岐にわたります。実は、決済方法の選択肢が多いほど、購入完了率が上がるというデータもあるんです。

たとえば、クレジットカードを持たない学生さんでもPayPalなら使えますし、逆にPayPalアカウントを持たない方でもクレジットカードがあれば大丈夫。まさに「来る者拒まず」の姿勢で、売上アップにつながります。

ファイルダウンロードが安全！勝手にコピーされる心配がない

デジタル商品の最大の悩みは「コピーされやすさ」ですよね。Easy Digital Downloads Proでは、この問題を巧妙に解決しています。

まず、ダウンロードリンクは購入者にだけ表示される仕組みになっています。しかも、このリンクには有効期限があるので、無制限にダウンロードされる心配もありません。さらに、ダウンロード回数の制限も設定できるので、「1回の購入で3回までダウンロード可能」といった細かい調整も可能です。

ここで「でも、ファイルをコピーされたらどうするの？」と心配になるかもしれませんが、実はプロテクション機能も充実しています。PDFファイルにはパスワード設定ができますし、音楽ファイルにはDRM（デジタル著作権管理）を適用することも可能なんです。

お客さんの購入履歴がすぐ分かる！リピーター対策もバッチリ

「あのお客さん、前にも買い物してくれたっけ？」そんな疑問も、Easy Digital Downloads Proなら一発で解決します。

顧客管理機能では、お客さんごとの購入履歴、購入金額、最後の購入日などが一目で分かります。これって、実店舗でいう「常連さんの顔を覚える」ことと同じですよね。

たとえば、過去に電子書籍を購入したお客さんには、同じジャンルの新刊が出た時にメールでお知らせを送ることができます。また、購入金額の多いお客さんには特別割引を提供するといった、きめ細かいサービスも可能になります。

メール領収書が自動で送られて、ブランドイメージもアップ

購入後のフォローアップも、Easy Digital Downloads Proの得意分野です。

購入が完了すると、お客さんには自動で領収書メールが送られます。このメール、実はカスタマイズが可能で、会社のロゴを入れたり、メッセージを追加したりできるんです。

「ただの自動メールでしょ？」と思うかもしれませんが、実はこれが意外と重要。きちんとしたデザインの領収書が届くことで、お客さんは「ちゃんとした会社から買い物をした」という安心感を得られます。この小さな積み重ねが、ブランドの信頼度向上につながるんですね。

払い戻しや問題が起きても、システムが自動で管理してくれる

「もしお客さんから返金要求が来たらどうしよう…」そんな心配も、Easy Digital Downloads Proなら大丈夫です。

返金処理は管理画面から簡単に行えます。しかも、返金と同時にそのお客さんのダウンロード権限も自動的に無効化されるので、「返金したのにファイルは使い続けられる」という事態を防げます。

また、問題のあるお客さん（チャージバックを繰り返すなど）をブラックリストに登録する機能もあります。これにより、同じトラブルが再発するのを防げるんです。まるで、経験豊富な店員さんが常にサポートしてくれているような感じですね。

「設定が難しそう…」そんな心配は無用！実際の使い方を分かりやすく解説

プラグインのインストールから商品登録まで、たった数分で完了

「プラグインの設定って、プログラミングの知識が必要なんじゃ…」と不安に思っていませんか？実は、Easy Digital Downloads Proの設定は驚くほど簡単です。

まず、WordPressの管理画面から「プラグイン」→「新規追加」を選択し、「Easy Digital Downloads」で検索します。無料版をインストールして有効化した後、Pro版のライセンスキーを入力するだけで、すべての機能が使えるようになります。

セットアップウィザードが自動で起動するので、画面の指示に従って進めれば、基本的な設定は5分程度で完了します。まるで、新しいスマホアプリを初めて使う時のような感覚ですね。

商品の価格設定とファイルのアップロード方法

商品登録も、ブログ記事を書くのと同じくらい簡単です。

「Downloads」→「Add New」から新しい商品ページを作成します。商品名と説明文を入力したら、価格設定をします。ここで面白いのは、単価だけでなく「バンドル価格」も設定できること。たとえば、写真素材を1枚100円、10枚セットで800円といった具合です。

ファイルのアップロードは、通常のメディアアップロードと同じ要領です。ただし、ここで注意したいのは、アップロードされたファイルは自動的に保護フォルダに移されること。つまり、直接URLを知っていても、購入していない人はダウンロードできない仕組みになっているんです。

ダウンロード回数の制限設定で、商品価値をコントロール

「1回の購入でどれくらいダウンロードを許可するか？」これも重要な設定です。

Easy Digital Downloads Proでは、商品ごとにダウンロード回数と期限を設定できます。たとえば、「購入から30日間、最大5回までダウンロード可能」といった細かい調整が可能です。

この機能、実は商品価値の調整にも使えるんです。高価格帯の商品には無制限ダウンロードを、お試し価格の商品には制限を設けるといった戦略的な使い方もできますよ。

他のプラグインと比べて、Easy Digital Downloads Proはどうなの？

WooCommerceとの違い：デジタル商品専用だからこそのメリット

「WooCommerceでもデジタル商品は売れるよね？」確かにその通りです。でも、Easy Digital Downloads Proには「デジタル商品専用」だからこその強みがあるんです。

比較項目	WooCommerce	Easy Digital Downloads Pro
対象商品	物理・デジタル両方	デジタル商品専用
初期設定の複雑さ	やや複雑	シンプル
配送設定	必要（デジタル商品でも）	不要
在庫管理	あり（不要な機能）	なし（最適化）
ファイル保護	基本的	高度

たとえば、WooCommerceでは配送設定が必須ですが、デジタル商品には必要ありませんよね。Easy Digital Downloads Proなら、そういった「余計な機能」がないので、設定も管理もずっとシンプルです。

また、ファイルのセキュリティ面でも、デジタル商品に特化した保護機能が充実しているのが大きな違いです。

手数料の比較：GumroadやEtsyより安く済むって本当？

デジタル商品販売プラットフォームの手数料を比較してみましょう。

プラットフォーム	取引手数料	月額料金	備考
Gumroad	8.5%＋30円	無料	簡単だが手数料高め
Etsy	6.5%＋決済手数料	無料	手作り商品向け
Easy Digital Downloads Pro	決済手数料のみ（約3%）	$99.50/年	自サイトで販売

実は、売上が月5万円を超えるなら、Easy Digital Downloads Proの方が断然お得になります。たとえば、月売上10万円の場合、Gumroadなら約8,500円の手数料がかかりますが、Easy Digital Downloads Proなら決済手数料の3,000円程度だけ。

ここで重要なのは「自分のサイトで販売する」という点です。他のプラットフォームだと顧客データが手に入りませんが、Easy Digital Downloads Proなら完全に自分の資産として蓄積できるんです。

日本語対応の状況：実際に使ってみて困らない？

「海外製プラグインの日本語対応って、どの程度なの？」これは気になるポイントですよね。

Easy Digital Downloads Proの日本語対応状況は以下の通りです：

対応箇所	状況	備考
管理画面	部分対応	主要な機能は日本語
フロントエンド	カスタマイズ可能	テーマファイルで調整
メール文面	完全カスタマイズ可能	日本語で自由に設定
サポート	英語のみ	コミュニティで日本語情報あり

実際に使ってみると、基本的な操作で困ることはほとんどありません。むしろ、お客さんが目にする部分（購入ページやメールなど）は完全に日本語でカスタマイズできるので、実用上の問題はないといえるでしょう。

Pro版を選ぶべき人、無料版で十分な人を見極めよう

小規模なデジタル販売なら無料版でも大丈夫

「いきなりPro版は敷居が高い…」そう思う方もいるでしょう。実は、無料版でも基本的な販売機能は十分使えるんです。

無料版が適している場合はこんなケースです：

• 月の売上が3万円以下の小規模販売
• PayPal決済のみで満足している
• 顧客管理機能をあまり重視しない
• まずはお試しで始めたい

たとえば、趣味で作った写真素材を少しずつ売りたい個人クリエイターなら、無料版から始めて様子を見るのも賢い選択です。売上が安定してきたら、Pro版への移行を検討すればよいでしょう。

本格的にビジネスを始めるならPro版がおすすめの理由

一方、以下のような場合はPro版を最初から選ぶことをおすすめします。

Pro版が必要になるケースは：

• 月売上5万円以上を目指している
• クレジットカード決済（Stripe）が必要
• 顧客データの分析と活用をしたい
• プロフェッショナルなブランドイメージを重視する
• セキュリティを重視するビジネス向け商品を扱う

実は、Pro版の機能は「売上アップに直結する」ものばかりです。たとえば、クレジットカード決済があるかないかで、購入完了率は20-30%も変わるというデータもあります。

予算別の賢いプラン選択方法

「どのプランを選べばいいか分からない…」そんな方のために、予算別のおすすめプランをまとめました。

予算・規模	おすすめプラン	理由
年間予算5万円以下	無料版	まずはお試し
年間予算10万円程度	Personal（$99.50）	基本機能で十分
複数サイト運営	Extended（$199.50）	コストパフォーマンス良好
本格的事業展開	Professional（$299.50）	全機能使い放題

ここで注意したいのは、年間契約のため「途中解約での返金は基本的にない」ということです。まずは無料版で試してみて、必要性を感じたらPro版に移行するのが安全策といえるでしょう。

実際に使っている人の声から分かる、リアルなメリット・デメリット

良い評価：「設定が簡単で初心者でも安心」

実際のユーザーからは、どんな声が上がっているのでしょうか？最も多い良い評価は「設定の簡単さ」です。

あるWebデザイナーの方は「プログラミングの知識がなくても、1日でデジタル商品販売サイトが完成した」と評価しています。また、別の音楽クリエイターは「ファイル保護機能のおかげで、安心して楽曲を販売できる」とコメントしています。

特に評価が高いのは以下の点です：

• 直感的な管理画面で操作に迷わない
• セットアップウィザードで初期設定が楽
• 日本語での運用が問題なくできる
• サポートコミュニティが活発

実は、WordPressの経験があれば、ほとんど学習コストなしで使い始められるのが大きな魅力のようですね。

気になる点：「高度な機能は有料拡張が必要」

一方で、気になる評価もあります。最も多いのが「高度な機能は別途拡張プラグインが必要」という点です。

たとえば、以下の機能は追加の拡張プラグインが必要になります：

• 詳細な売上レポート機能
• アフィリエイト機能
• 定期課金（サブスクリプション）
• 高度なクーポン機能

「Pro版を買ったのに、さらにお金が必要なの？」と感じる方もいるかもしれません。ただし、これは機能の専門性を高めるための設計思想で、必要な機能だけを選んで追加できるメリットともいえます。

サポート体制：困った時はどこに相談すればいい？

「何か問題が起きた時、どこに相談すればいいの？」これも重要なポイントです。

Easy Digital Downloads Proのサポート体制は以下のようになっています：

サポート種類	対応範囲	対応時間
公式サポート	Pro版ユーザーのみ	24-48時間以内
コミュニティフォーラム	全ユーザー	随時
日本語コミュニティ	日本語での情報交換	随時
公式ドキュメント	全ユーザー	常時閲覧可能

Pro版ユーザーなら、英語での直接サポートが受けられます。また、WordPressの日本語コミュニティでも、Easy Digital Downloads関連の情報交換が活発に行われているので、実際には困ることは少ないようです。

導入前に知っておきたい注意点とトラブル回避のコツ

サーバー環境の確認：動作に必要な条件をチェック

「せっかく購入したのに動かない…」そんなトラブルを避けるために、事前にサーバー環境をチェックしましょう。

Easy Digital Downloads Proの動作要件は以下の通りです：

項目	必要条件	推奨条件
PHP	7.4以上	8.0以上
WordPress	5.0以上	最新版
MySQL	5.6以上	8.0以上
メモリ	128MB以上	256MB以上
SSL証明書	必須	–

特に注意したいのは、SSL証明書です。デジタル商品の販売では、お客さんの決済情報を扱うため、SSL化は必須条件になります。最近のレンタルサーバーなら、無料でSSL証明書を提供しているところが多いので、事前に確認しておきましょう。

他のプラグインとの相性問題を避ける方法

「他のプラグインと競合して動かない」これもよくあるトラブルです。

特に注意が必要な組み合わせは以下の通りです：

• キャッシュ系プラグイン：購入ページがキャッシュされると問題
• セキュリティプラグイン：過度な制限で決済が失敗する場合
• 他のeコマースプラグイン：機能が重複して不具合の原因

対策としては、Easy Digital Downloads Pro導入前に、類似機能のプラグインを一時的に無効化してテストすることをおすすめします。また、ステージング環境（テスト環境）で事前に動作確認を行うと、より安全です。

バックアップの重要性：大切なデータを守るために

「顧客データや売上データが消えた…」そんな最悪の事態を避けるために、バックアップは必須です。

バックアップすべき主なデータは：

• WordPressのファイル一式
• データベース（顧客情報・売上データ）
• アップロードした商品ファイル
• プラグイン設定情報

おすすめは、UpdraftPlusやBackWPupといった自動バックアッププラグインの活用です。これらを使えば、決まった時間に自動でバックアップを取ってくれるので、「うっかり忘れ」を防げます。

また、商品ファイルについては、サーバー内だけでなく、Google DriveやDropboxなどのクラウドストレージにも別途保管しておくと安心です。

まとめ

Easy Digital Downloads Proは、デジタル商品販売に特化したWordPressプラグインとして、多くのクリエイターや企業に愛用されています。年間99.50ドルからという手頃な価格で、本格的なeコマース機能を利用できるのが最大の魅力です。

無料版でも基本的な販売は可能ですが、クレジットカード決済や高度なセキュリティ機能、顧客管理システムなどを考えると、本格的にビジネスを始めるならPro版が断然おすすめです。特に月売上5万円以上を目指すなら、手数料の差だけでも元は十分取れるでしょう。

導入時は、サーバー環境の確認と他プラグインとの相性チェック、そして定期的なバックアップを心がけることで、安心してデジタル商品販売を始められます。まずは無料版で試してみて、必要性を感じたらPro版へのアップグレードを検討してみてはいかがでしょうか。