いまや世界中からアクセスされるWebサイト。日本語だけでは、せっかくの海外からの訪問者を逃してしまうかもしれません。でも「多言語サイトって難しそう…」と思っていませんか?
実は、WordPressなら「Polylang」というプラグインを使えば、驚くほど簡単に多言語サイトが作れるんです。英語、中国語、韓国語など、複数の言語でサイトを表示できるようになります。
今回は、このPolylangの使い方を、初心者の方でもわかるように詳しく解説します。無料で始められるので、気軽にチャレンジしてみてくださいね。
Polylangって何?サイトを世界に届けるための魔法のプラグイン
海外からのお客さんも困らない!多言語サイトの魅力
Polylangは、WordPressサイトを複数の言語に対応させるプラグインです。たとえば、日本語で書いた記事を英語や中国語でも読めるようにできるんです。
多言語サイトの魅力は、なんといっても世界中の人にサイトを見てもらえること。日本語しか対応していないサイトだと、海外からの訪問者は「何が書いてあるかわからない」と感じて、すぐに離れてしまいます。
でも多言語対応していれば話は別です。英語圏の人には英語で、中国語圏の人には中国語で情報を伝えられます。これって、まるで世界中に通訳者を配置しているようなものですね。
実際に、多言語サイトにすることで、海外からのアクセス数が大幅に増加したという事例は数多くあります。グローバル展開を考えている企業だけでなく、個人ブログでも多言語化は大きなメリットをもたらします。
Polylangの基本情報|作成者・料金・対応バージョン
Polylangがどんなプラグインなのか、基本的な情報をテーブルにまとめました。
項目 | 内容 |
---|---|
開発者 | Frédéric Demarle |
初回リリース | 2011年 |
無料版 | あり(WordPress公式ディレクトリから入手可能) |
有料版(Polylang Pro) | 年額99ユーロ(約15,000円) |
対応WordPressバージョン | WordPress 5.0以上 |
アクティブインストール数 | 70万サイト以上 |
最終更新 | 定期的にアップデート中 |
このテーブルを見てわかるように、Polylangは10年以上の歴史を持つ老舗プラグインです。70万サイト以上で使われているということは、それだけ信頼性が高いということ。
無料版でも基本的な多言語機能は十分使えます。ただし「もっと高度な機能が欲しい」という場合は、有料版のPolylang Proを検討するといいでしょう。
無料版と有料版の違い|何ができて何ができない?
「無料版で十分なの?それとも有料版が必要?」これは多くの人が迷うポイントです。
機能 | 無料版 | 有料版(Pro) |
---|---|---|
基本的な多言語機能 | ○ | ○ |
言語スイッチャー表示 | ○ | ○ |
投稿・ページの翻訳 | ○ | ○ |
メニュー・ウィジェットの翻訳 | ○ | ○ |
自動翻訳機能 | × | ○ |
WooCommerceとの連携 | × | ○ |
ACFとの連携 | × | ○ |
メディアの言語別管理 | × | ○ |
翻訳の共有機能 | × | ○ |
無料版でも、基本的なサイトの多言語化は問題なくできます。個人ブログや小規模なコーポレートサイトなら、無料版で十分でしょう。
一方、有料版の魅力は自動翻訳機能です。DeepLやGoogle翻訳と連携して、自動で翻訳文を生成してくれます。「翻訳作業が大変そう…」と感じている人には、この機能は非常に便利ですね。
本当に簡単?Polylangを使う前に知っておきたいメリット・デメリット
「これは便利!」と感じるメリット4つ
Polylangを実際に使ってみると、「こんなに簡単だったのか!」と驚く人が多いです。主なメリットを4つご紹介しましょう。
1. 完全無料で多言語サイトが作れる
WordPress公式ディレクトリから無料でダウンロードできるのが大きな魅力です。他の多言語プラグインには有料のものも多いですが、Polylangなら初期費用ゼロで始められます。
2. 既存サイトにも簡単に導入できる
「すでに運営中のサイトに多言語機能を追加したい」という場合でも安心です。既存のコンテンツはそのまま残り、追加で翻訳版を作成していく形になります。
3. SEO対策もバッチリ
各言語のページには独自のURLが設定され、検索エンジンにも適切に認識されます。たとえば、日本語ページが「example.com/ja/about」、英語ページが「example.com/en/about」といった具合です。
4. 操作が直感的でわかりやすい
管理画面の操作が非常にシンプルです。「どの投稿をどの言語で表示するか」を選ぶだけで、基本的な設定は完了します。
「ちょっと困るな」と思うデメリット3つ
もちろん、いいことばかりではありません。事前に知っておきたいデメリットも3つあります。
1. 翻訳作業は手動が基本
無料版では、翻訳文は自分で作成する必要があります。Google翻訳をコピペすることはできますが、自動化はされていません。記事数が多いサイトでは、この作業が負担になるかもしれません。
2. テーマによっては完全対応していない場合がある
すべてのWordPressテーマがPolylangに100%対応しているわけではありません。特に古いテーマや、多言語対応を考慮していないテーマでは、レイアウトが崩れる可能性があります。
3. サーバー負荷が少し増える
複数言語のコンテンツを管理するため、データベースの容量が増加し、わずかにサーバー負荷が高くなります。ただし、通常の使用では体感できるほどの影響はありません。
他の翻訳プラグインとの違いって何?
「多言語プラグインって他にもあるよね?」その通りです。主な競合プラグインとの比較を見てみましょう。
プラグイン | 価格 | 特徴 | おすすめ度 |
---|---|---|---|
Polylang | 無料〜 | シンプルで使いやすい | ★★★★★ |
WPML | 有料のみ($39〜) | 高機能だが複雑 | ★★★☆☆ |
TranslatePress | 無料〜 | リアルタイム翻訳 | ★★★★☆ |
Weglot | 有料のみ($10〜) | 自動翻訳が優秀 | ★★★☆☆ |
Polylangの最大の魅力は、「無料でも十分使える」ことです。WPMLは高機能ですが、初心者には操作が複雑すぎることも。TranslatePressはリアルタイム翻訳が便利ですが、サーバー負荷が高めです。
初めて多言語サイトに挑戦するなら、Polylangが最もバランスの取れた選択肢といえるでしょう。
初めてでもできる!Polylangのインストール手順
たった3ステップ!プラグインの導入方法
Polylangのインストールは、他のWordPressプラグインと同じように簡単です。手順を3つのステップに分けて説明しますね。
ステップ1:WordPress管理画面にログイン
まず、WordPressの管理画面(ダッシュボード)にログインします。左側のメニューから「プラグイン」→「新規追加」をクリックしてください。
ステップ2:Polylangを検索・インストール
検索ボックスに「Polylang」と入力します。検索結果の一番上に表示される「Polylang」(作者:WP SYNTEX)を見つけて、「今すぐインストール」をクリック。インストールが完了したら「有効化」ボタンを押します。
ステップ3:インストール完了の確認
左側メニューに「言語」という項目が追加されていれば、インストール成功です。この「言語」メニューから、Polylangのすべての設定を行います。
たったこれだけで導入完了です。所要時間は1〜2分程度。「思ったより簡単だった!」と感じる人がほとんどでしょう。
セットアップウィザードで楽々設定
プラグインを有効化すると、親切にもセットアップウィザードが起動します。このウィザードに従うだけで、基本的な設定が完了するんです。
ウィザードでは以下の項目を設定します:
設定項目 | 選択肢・注意点 |
---|---|
デフォルト言語 | 通常は「日本語」を選択 |
追加する言語 | 英語、中国語、韓国語など |
URL構造 | ディレクトリ型(推奨)またはサブドメイン型 |
言語スイッチャーの表示場所 | メニュー、ウィジェット、フッターなど |
ここで重要なのは、後から変更が難しい項目があることです。特にURL構造は、SEOに大きく影響するため、慎重に選んでください。
初心者の方には「ディレクトリ型」をおすすめします。「example.com/ja/」「example.com/en/」のような形になり、管理しやすいからです。
最初に決める言語の選び方のコツ
「どの言語を追加すればいいの?」これも悩みがちなポイントです。選び方のコツをお教えしましょう。
まず、自社サイトのアクセス解析を確認してください。Google Analyticsの「ユーザー」→「地域」→「言語」を見ると、どの国・地域からアクセスがあるかがわかります。
アクセス数の多い国の言語から優先的に対応するのが効率的です。一般的には以下の順番で検討することが多いです:
- 英語:世界共通語として最優先
- 中国語(簡体字):中国市場を狙う場合
- 韓国語:韓国からのアクセスが多い場合
- 中国語(繁体字):台湾・香港市場向け
ただし、最初からすべての言語に対応する必要はありません。まずは英語だけから始めて、慣れてきたら他の言語を追加していく方法がおすすめです。
これで迷わない!基本設定の進め方
使いたい言語を追加する方法
セットアップウィザードで基本設定が完了したら、次は詳細設定を行います。「言語」メニューの「言語」タブから、言語の追加や編集ができます。
新しい言語を追加するときは、以下の情報を設定します:
設定項目 | 説明 | 入力例 |
---|---|---|
言語名 | 管理画面で表示される名前 | English |
ロケール | WordPressの言語コード | en_US |
言語コード | URLに使用される短縮コード | en |
国旗 | 言語スイッチャーで表示するアイコン | 🇺🇸 |
RTL | 右から左に読む言語の場合にチェック | – |
ここで注意したいのは、言語コードです。SEOの観点から、できるだけ標準的なコードを使用しましょう。たとえば、英語なら「en」、中国語(簡体字)なら「zh-cn」といった具合です。
「国旗を設定するのを忘れた!」という人もいますが、後から変更できるので安心してください。国旗があると、訪問者にとって言語選択がわかりやすくなります。
URLの設定|どんなアドレスになるの?
多言語サイトでは、各言語のページが異なるURLを持ちます。Polylangでは3つのURL構造から選べます。
URL構造 | 例 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
ディレクトリ | example.com/ja/about example.com/en/about | 管理しやすい | 階層が深くなる |
サブドメイン | ja.example.com/about en.example.com/about | 言語ごとに独立 | DNS設定が複雑 |
ドメイン | example.jp/about example.com/about | SEO効果が高い | ドメイン代がかかる |
最も一般的で推奨されるのは「ディレクトリ型」です。設定が簡単で、SEO効果も十分期待できます。
サブドメイン型は、言語ごとに完全に独立したサイトのように見えるメリットがありますが、DNS設定が必要になるため、初心者には少しハードルが高めです。
ドメイン型は最もSEO効果が高いとされますが、言語の数だけドメインが必要になるため、コストがかかります。
言語スイッチャーをサイトに表示させよう
言語スイッチャーは、訪問者が言語を切り替えるためのボタンです。これがないと、せっかく多言語対応していても、訪問者が気づかない可能性があります。
Polylangでは、以下の場所に言語スイッチャーを設置できます:
設置場所 | 特徴 | 推奨度 |
---|---|---|
ヘッダーメニュー | 目立ちやすい | ★★★★★ |
フッター | 控えめだが確実 | ★★★☆☆ |
サイドバー | ブログに適している | ★★★☆☆ |
ショートコード | 好きな場所に設置可能 | ★★★★☆ |
最も効果的なのは、ヘッダーメニューへの設置です。サイトの上部にあるため、どのページからでも言語切り替えができます。
設置方法は「外観」→「メニュー」から、メニュー項目として「言語スイッチャー」を追加するだけ。ドラッグ&ドロップで簡単に配置できます。
実際にページを作ってみよう!翻訳コンテンツの作成方法
新しい投稿・ページを各言語で作成
いよいよ実際のコンテンツ作成です。Polylangでは、言語ごとに個別の投稿やページを作成します。
新規投稿画面を開くと、右側に「言語」というボックスが追加されています。ここで、その投稿がどの言語で書かれているかを選択します。
手順は以下の通りです:
日本語版の投稿を作成
- 「投稿」→「新規追加」をクリック
- 言語ボックスで「日本語」を選択
- タイトルと本文を日本語で作成
- 公開または下書き保存
英語版の投稿を作成
- 再び「投稿」→「新規追加」をクリック
- 言語ボックスで「English」を選択
- タイトルと本文を英語で作成
- 公開または下書き保存
この時点では、2つの投稿は独立した状態です。「この2つの投稿は同じ内容の翻訳版です」ということをPolylangに教える必要があります。
既存のコンテンツに翻訳版を追加する手順
「すでにたくさんの記事があるサイトに、翻訳版を追加したい」という場合の手順です。
まず、翻訳したい投稿の編集画面を開きます。言語ボックスの下に「翻訳」という項目があるはずです。ここに、各言語の国旗アイコンが表示されています。
翻訳版を作成したい言語のアイコン(例:英語なら🇺🇸)の横にある「+」ボタンをクリックします。すると、新しい投稿作成画面が開きます。
この画面では、元の投稿のタイトルがすでに入力されている状態になっています。これを英語に翻訳して、本文も英語で作成します。
保存すると、自動的に元の投稿と翻訳版が関連付けられます。投稿一覧画面では、関連する翻訳版が国旗アイコンで表示されるようになります。
カテゴリーやタグも多言語対応にする方法
投稿だけでなく、カテゴリーやタグも多言語対応が必要です。これを忘れがちなのですが、SEO効果を最大化するためには重要なポイントです。
カテゴリーの多言語化手順:
ステップ | 操作 |
---|---|
1 | 「投稿」→「カテゴリー」を開く |
2 | 既存カテゴリーの編集画面で言語を「日本語」に設定 |
3 | 「新規カテゴリーを追加」で英語版を作成 |
4 | 翻訳関係を設定して保存 |
たとえば「テクノロジー」というカテゴリーがある場合、英語版では「Technology」という名前で作成します。スラッグ(URL部分)も「technology」に設定しておきましょう。
タグも同様の手順で多言語化できます。ただし、すべてのタグを翻訳する必要はありません。よく使用するタグや、SEO上重要なタグから優先的に対応していくのが効率的です。
メニューやウィジェットも忘れずに!サイト全体の多言語化
言語別のメニューを作る方法
投稿やページの翻訳ができても、メニューが日本語のままでは格好がつきません。各言語用のメニューを作成しましょう。
「外観」→「メニュー」を開くと、画面上部に言語選択タブが表示されています。まず「日本語」タブで既存メニューを確認し、次に「English」タブに切り替えます。
英語メニューの作成手順:
手順 | 操作内容 |
---|---|
1 | 「新しいメニューを作成」をクリック |
2 | メニュー名を「Main Menu (EN)」などに設定 |
3 | 英語版のページやカテゴリーを追加 |
4 | メニューの位置を「プライマリメニュー」に設定 |
5 | 「メニューを保存」をクリック |
メニュー項目の名前も英語に変更する必要があります。たとえば「会社概要」なら「About Us」、「お問い合わせ」なら「Contact」といった具合です。
「全部英語に変更するのは大変そう…」と思うかもしれませんが、一度設定すれば後は簡単です。新しいページを追加したときに、各言語のメニューにも追加することを忘れないでくださいね。
サイドバーやフッターのウィジェット設定
メニューと同様に、サイドバーやフッターのウィジェットも言語別に設定できます。
「外観」→「ウィジェット」を開くと、ウィジェット名の後ろに言語名が表示されています。たとえば「サイドバー(日本語)」「サイドバー(English)」といった具合です。
各言語のウィジェットエリアに、適切な言語のウィジェットを配置します:
- テキストウィジェット:「このサイトについて」→「About This Site」
- 最近の投稿:各言語の投稿が自動表示される
- カテゴリー:各言語のカテゴリーが自動表示される
- 検索ボックス:プレースホルダーテキストを各言語で設定
特に重要なのは、フッターの著作権表示やプライバシーポリシーのリンクです。これらも各言語で適切に表示されるよう設定しましょう。
サイトの基本情報(タイトルなど)を翻訳する
サイトタイトルやキャッチフレーズも、言語に応じて変更したいですよね。Polylangでは、これらの基本情報も言語別に設定できます。
「設定」→「一般」を開くと、画面上部に言語選択タブが表示されています。各言語タブで以下の項目を設定しましょう:
項目 | 日本語例 | 英語例 |
---|---|---|
サイトタイトル | 株式会社サンプル | Sample Corporation |
キャッチフレーズ | あなたのビジネスをサポート | Supporting Your Business |
管理者メールアドレス | 共通でOK | 共通でOK |
日付形式や時刻形式も、言語や地域に応じて変更できます。たとえば、英語圏では「MM/DD/YYYY」形式が一般的ですが、ヨーロッパでは「DD/MM/YYYY」が使われることが多いです。
これらの設定により、サイト全体が統一感のある多言語サイトになります。細かい部分ですが、訪問者の信頼度に大きく影響するポイントです。
もっと便利に使いこなす!応用テクニック
テーマファイルをカスタマイズする方法
より高度なカスタマイズを行いたい場合、テーマファイルを直接編集することもできます。ただし、この作業にはPHPの知識が必要です。
Polylangでは、以下のような関数が用意されています:
// 現在の言語を取得
$current_language = pll_current_language();
// 特定言語のリンクを取得
$english_link = pll_the_languages(array('show_flags' => 1, 'show_names' => 0));
// 翻訳版のURLを取得
$translated_url = pll_get_post($post_id, 'en');
これらの関数を使えば、テーマに独自の言語切り替え機能を組み込んだり、言語に応じてコンテンツを出し分けたりできます。
たとえば、日本語ページでは日本の住所を表示し、英語ページでは海外オフィスの住所を表示するといったことが可能です。
文字列翻訳機能で細かい部分も対応
テーマやプラグインが出力する文字列も翻訳したい場合があります。たとえば「続きを読む」ボタンや「送信」ボタンの文字などです。
「言語」→「文字列翻訳」メニューから、これらの文字列を一括管理できます。
機能 | 使用例 |
---|---|
テーマ文字列の翻訳 | 「続きを読む」→「Read More」 |
プラグイン文字列の翻訳 | 「送信」→「Submit」 |
カスタム文字列の追加 | 独自の固定テキストを多言語化 |
文字列翻訳機能を使えば、サイト上のあらゆるテキストを多言語対応できます。完璧な多言語サイトを目指すなら、この機能の活用は欠かせません。
Pro版の自動翻訳機能を活用する方法
「翻訳作業が大変すぎる…」という場合は、Pro版の自動翻訳機能を検討してみてください。DeepLやGoogle翻訳と連携して、自動で翻訳文を生成してくれます。
自動翻訳の設定手順:
- Polylang Proをインストール・有効化
- 「言語」→「設定」→「翻訳サービス」タブを開く
- 利用したい翻訳サービス(DeepLなど)のAPIキーを入力
- 投稿編集画面で「自動翻訳」ボタンをクリック
ただし、自動翻訳は完璧ではありません。特に以下の点に注意が必要です:
- 文脈の理解不足:専門用語や固有名詞の誤訳
- 文化的ニュアンス:その国の文化に合わない表現
- SEO配慮不足:検索キーワードを考慮しない翻訳
自動翻訳を使う場合でも、必ず人間による校正・編集を行いましょう。特に重要なページ(商品説明、会社概要など)は、プロの翻訳者にチェックしてもらうことをおすすめします。
まとめ
Polylangを使えば、WordPressサイトの多言語化が驚くほど簡単にできることがわかりました。無料版でも十分な機能が備わっており、個人ブログから企業サイトまで幅広く対応できます。
重要なのは、段階的にアプローチすること。最初から完璧を目指さず、まずは英語版から始めて、徐々に他の言語を追加していくのが現実的です。翻訳作業は確かに大変ですが、世界中の人にサイトを届けられる喜びは何物にも代えがたいものがあります。
多言語サイトは、グローバル化が進む現代において、もはや「あったらいいな」ではなく「必須」の機能といえるでしょう。PolylangでWordPressサイトを世界に向けて発信し、新たなビジネスチャンスを掴んでください。