WordPressでメンバーサイトを作りたい。でも、設定が複雑すぎて頭が痛くなりそう…そんな経験はありませんか?
実は、UsersWPというプラグインなら、まるでSNSのような会員制サイトを簡単に作れるのです。ユーザー登録からプロフィール管理、そして今回のメインテーマである「ユーザーディレクトリ」まで、驚くほどスムーズに設定できます。
ユーザーディレクトリとは、サイトのメンバー一覧ページのこと。たとえば、フィットネスジムの会員紹介ページや、学習コミュニティの参加者一覧など、「どんな人がいるのかな?」を一目で分かるようにする機能です。
この記事では、UsersWPの基本情報から実際のディレクトリ作成手順まで、画面を見ながら分かりやすく解説していきます。「プラグインって難しそう…」と思っている方も安心してください。中学生でも理解できるよう、ステップバイステップで進めていきましょう。
WordPress向けUsersWPプラグインとは?軽くて使いやすいユーザー管理ツール
WordPressでユーザー管理といえば、BuddyPressやUltimate Memberが有名です。でも、これらのプラグインは機能が豊富すぎて、初心者には重荷になることも。そんな中、UsersWPは「シンプルで軽量」を売りにしたユーザー管理プラグインとして注目を集めています。
1. 似たようなプラグインが多い中でUsersWPが選ばれる3つの理由
UsersWPが他のプラグインと違う点は、何といってもその「使いやすさ」にあります。
まず第一に、サイトの表示速度が遅くならないこと。多機能なプラグインほどサイトが重くなりがちですが、UsersWPは必要最小限の機能に絞っているため、ページの読み込み時間に影響しません。
第二に、設定画面が直感的で分かりやすいこと。「どこをクリックすればいいの?」と迷うことなく、初心者でもサクサク設定を進められます。
第三に、テーマとの相性が良いこと。どんなWordPressテーマを使っていても、デザインが崩れにくい作りになっています。これは意外と重要なポイントで、「プラグインを入れたらサイトのデザインがガタガタに…」という失敗を避けられるのです。
2. とりあえず知っておきたいUsersWPの基本情報【開発者・料金・最新版】
UsersWPの基本情報を整理してみましょう。まずは下の表をご覧ください。
項目 | 詳細 |
---|---|
開発者 | AyeCode Ltd |
料金 | 基本版:無料 プレミアム版:年額59ドル〜 |
最新バージョン | 1.2.17(2024年8月更新) |
必要WordPressバージョン | 4.9以上 |
対応PHP | 7.4以上 |
アクティブインストール | 30,000+サイト |
評価 | ★4.6/5.0(WordPress.org) |
注目したいのは、基本機能が完全に無料で使えること。ユーザー登録、プロフィール作成、そして今回のメインであるユーザーディレクトリまで、お金をかけずに試せるのです。
プレミアム版では、SNSログイン機能やより詳細なカスタマイズオプションが追加されます。ただし、多くのサイトでは無料版でも十分な機能を備えています。
3. みんなが悩む「重い」「複雑」問題をUsersWPはどう解決するか
「プラグインを入れるとサイトが重くなる」「設定が複雑で挫折した」…こんな声をよく聞きます。実は、UsersWPはこれらの問題を解決するために開発されたプラグインなのです。
重さの問題については、データベースへの負荷を最小限に抑える設計になっています。たとえば、ユーザーが多くなっても検索機能が遅くならないよう、効率的なインデックス処理を採用。
複雑さの問題については、「設定は5分で完了」をモットーに、初期設定を自動化しています。プラグインを有効化するだけで、基本的な会員登録システムが動作するのです。
ただし、シンプルすぎて物足りないと感じる場合もあります。高度なユーザー権限管理や詳細な統計機能が必要なら、BuddyPressなどの多機能プラグインの方が適しているかもしれません。
UsersWPで実現できること!メンバーサイト作成の基本機能
UsersWPを使えば、どんなことができるのでしょうか?機能を一つずつ見ていきましょう。意外と多彩な機能が備わっていることに驚くはずです。
1. パッと見でわかる会員登録フォーム作成機能
まず基本となるのが、ユーザー登録フォームです。UsersWPなら、まるでSNSのような見栄えの良いフォームが簡単に作れます。
デフォルトでは、ユーザー名、メールアドレス、パスワードの3項目だけ。でも、これだけでは物足りませんよね?そこで、カスタムフィールド機能の出番です。
追加できる項目 | 設定の難易度 |
---|---|
氏名(姓・名) | ★☆☆(簡単) |
電話番号 | ★☆☆(簡単) |
住所 | ★★☆(普通) |
生年月日 | ★★☆(普通) |
職業・会社名 | ★★☆(普通) |
SNSアカウント | ★★★(やや難) |
ファイルアップロード | ★★★(やや難) |
たとえば、料理教室のサイトなら「好きな料理ジャンル」や「アレルギー情報」を追加できます。フィットネスクラブなら「運動経験」や「目標体重」なども設定可能です。
2. プロフィールページって何ができる?自己紹介からカバー写真まで
ユーザー登録が完了すると、自動的に個人のプロフィールページが作成されます。これがUsersWPの魅力的な機能の一つです。
プロフィールページには、以下のような要素を表示できます:
表示項目 | 説明 | カスタマイズ性 |
---|---|---|
アバター画像 | プロフィール写真 | ★★★ |
カバー写真 | ヘッダー背景画像 | ★★★ |
基本情報 | 登録時の項目 | ★★☆ |
自己紹介文 | フリーテキスト | ★★★ |
SNSリンク | 外部サイト連携 | ★★☆ |
アクティビティ | 投稿履歴など | ★☆☆ |
実は、このプロフィールページは検索エンジンにもしっかりインデックスされます。つまり、サイトのSEO効果も期待できるのです。
ただし、プライバシーの設定も重要です。「全てを公開したくない」というユーザーもいますからね。UsersWPでは、項目ごとに公開・非公開を設定できるようになっています。
3. ユーザーディレクトリで「みんなのプロフィール一覧」を簡単表示
そして、今回のメインテーマであるユーザーディレクトリです。これは、サイトに登録している全ユーザーの一覧ページのこと。
ディレクトリの表示方法は2種類から選べます:
リスト表示
- シンプルで見やすい
- 情報量が多くても読みやすい
- スマホでもスクロールしやすい
グリッド表示
- 写真が目立つデザイン
- SNSのような華やかな印象
- 一度に多くの人を見渡せる
どちらを選ぶかは、サイトの目的によります。ビジネス系のサイトならリスト表示、コミュニティ系のサイトならグリッド表示がおすすめです。
検索機能も標準で付いています。名前や職業で絞り込んだり、地域で並び替えたりできるのは便利ですね。まるで電話帳のデジタル版といったところでしょうか。
【超重要】UsersWPでユーザーディレクトリを作成する前に準備すること
いきなりプラグインをインストールして設定を始める前に、少し準備をしておきましょう。この「下準備」をしっかりやっておくと、後の作業がスムーズに進みます。
1. プラグインインストールで自動作成されるページの確認方法
UsersWPを有効化すると、自動的に以下のページが作成されます:
ページ名 | 役割 | URL例 |
---|---|---|
Login | ログインページ | yoursite.com/login/ |
Register | 新規登録ページ | yoursite.com/register/ |
Users | ユーザーディレクトリ | yoursite.com/users/ |
Profile | プロフィールページ | yoursite.com/profile/ |
Account | アカウント設定 | yoursite.com/account/ |
これらのページは、WordPressの固定ページとして作成されます。つまり、後からタイトルやURL、デザインを自由に変更できるということです。
ただし、ページのスラッグ(URL部分)を変更する場合は注意が必要。UsersWPの設定画面でも対応するURLを変更しないと、リンクが正しく動作しなくなってしまいます。
実は、多くの初心者が「なんでページが表示されないの?」と悩むのは、このURL設定のミスマッチが原因なのです。
2. ディレクトリに表示したいユーザー情報の選び方
ユーザーディレクトリには、どんな情報を表示すべきでしょうか?これは、サイトの目的によって大きく変わります。
ビジネス向けサイトの場合:
- 氏名
- 会社名・部署
- 職種
- 連絡先
- 専門分野
コミュニティサイトの場合:
- ニックネーム
- 自己紹介文
- 趣味・興味
- 参加日
- 投稿数
重要なのは、情報を詰め込みすぎないこと。一覧ページでは「この人ともっと知り合いたい」と思ってもらえる程度の情報で十分です。詳しいことは、個別のプロフィールページで確認してもらいましょう。
3. スマホでも見やすくするレイアウト設定のコツ
現在、多くの人がスマートフォンでウェブサイトを閲覧しています。ユーザーディレクトリも、スマホで見やすいデザインにしておくことが大切です。
UsersWPは標準でレスポンシブ対応していますが、以下の点を確認しておきましょう:
チェックポイント | 推奨設定 |
---|---|
1行の表示人数 | スマホ:1人、タブレット:2人、PC:3-4人 |
画像サイズ | 正方形、150px以上 |
テキスト行数 | 自己紹介文は2-3行まで |
ボタンサイズ | 指で押しやすい44px以上 |
特に画像の読み込み速度は重要です。大きすぎる画像はページの表示を遅くしてしまいます。プロフィール画像は自動的にリサイズされるように設定しておくと安心ですね。
ステップ1:UsersWPプラグインの導入から初期設定まで
それでは、実際にUsersWPをインストールしてみましょう。「プラグインのインストールって難しそう…」と思うかもしれませんが、実は5分もあれば完了します。
1. プラグイン検索から有効化まで【画面付きで解説】
WordPressの管理画面にログインしたら、左側のメニューから「プラグイン」→「新規追加」をクリック。検索ボックスに「UsersWP」と入力します。
検索結果に表示される「UsersWP – Front-end login form, User Registration, User Profile & User listing」が目当てのプラグインです。作者名が「AyeCode Ltd」になっていることを確認してください。
「今すぐインストール」をクリックし、インストールが完了したら「有効化」をクリック。これでUsersWPが使えるようになります。
有効化と同時に、先ほど説明した5つのページが自動作成されます。WordPressの管理画面で「固定ページ」を確認すると、新しいページが追加されているはずです。
2. 最初に設定すべき3つのページ設定
プラグインを有効化したら、UsersWPの設定画面を開きましょう。管理画面の左メニューに「Users WP」という項目が追加されているはずです。
「Settings」→「Pages」で、以下の3つの設定を確認します:
設定項目 | 推奨設定 | 理由 |
---|---|---|
Login Page | /login/ | 覚えやすいURL |
Register Page | /register/ | 直感的で分かりやすい |
Users Page | /members/ または /directory/ | SEO的に効果的 |
デフォルトの設定でも問題ありませんが、サイトの雰囲気に合わせて変更することをおすすめします。たとえば、学習サイトなら「/students/」、地域コミュニティなら「/residents/」などが良いでしょう。
ここで重要なのは、変更後のURLをメモしておくこと。後でメニューやリンクを設定する際に必要になります。
3. 会員登録フォームのカスタマイズで差をつける
基本設定が完了したら、登録フォームをカスタマイズしてみましょう。「Form Fields」の設定で、登録時に入力してもらう項目を追加できます。
デフォルトでは以下の項目があります:
- Username(ユーザー名)
- Email(メールアドレス)
- Password(パスワード)
これに加えて、サイトの目的に応じた項目を追加していきます。たとえば:
追加しやすい項目:
- First Name(名)
- Last Name(姓)
- Bio(自己紹介)
- Website(ウェブサイト)
上級者向け項目:
- Country(国)
- Phone(電話番号)
- Custom Text Fields(カスタムテキスト)
ただし、項目を増やしすぎると登録率が下がってしまいます。「これは絶対に必要」という項目だけを「Required」(必須)に設定し、その他は任意入力にしておくのがコツです。
ステップ2:理想のユーザーディレクトリ作成手順【実際の画面で確認】
いよいよ、メインのユーザーディレクトリを作成していきます。ここが今回の記事の核心部分。じっくりと進めていきましょう。
1. ディレクトリページの作成とショートコード設定
UsersWPでは、ショートコードを使ってユーザーディレクトリを表示します。基本のショートコードは以下の通りです:
[uwp_users]
このショートコードを固定ページや投稿に貼り付けるだけで、ユーザー一覧が表示されます。シンプルですね!
でも、これだけだと少し物足りないかもしれません。そこで、オプションパラメータを使って表示をカスタマイズしてみましょう:
パラメータ | 説明 | 例 |
---|---|---|
view | 表示形式 | view="list" または view="grid" |
per_page | 1ページの表示数 | per_page="12" |
show_search | 検索ボックス表示 | show_search="true" |
orderby | 並び順 | orderby="display_name" |
実際の使用例:
[uwp_users view="grid" per_page="9" show_search="true"]
この設定だと、9人ずつをグリッド形式で表示し、検索機能も付いたディレクトリになります。
2. リスト表示・グリッド表示の切り替え方法
表示形式は、サイトの雰囲気や目的に応じて選びましょう。それぞれの特徴を比較してみます:
リスト表示の特徴:
- 情報が読みやすい
- スマホでもスクロールしやすい
- ビジネス向けサイトに適している
- 検索結果が見つけやすい
グリッド表示の特徴:
- 視覚的にインパクトがある
- 写真が目立つ
- SNS的な親しみやすさ
- 一度に多くの人を見渡せる
実は、両方の表示を同じページに設置することも可能です。上部にグリッド表示で「注目メンバー」を表示し、下部にリスト表示で「全メンバー」を表示するといった使い分けができます。
用途 | おすすめ表示 | 理由 |
---|---|---|
企業の社員紹介 | リスト表示 | 職歴や専門分野が重要 |
趣味のコミュニティ | グリッド表示 | 親しみやすさを重視 |
学習プラットフォーム | リスト表示 | 進捗や成績が重要 |
地域の住民紹介 | グリッド表示 | 顔と名前を覚えやすい |
3. 検索機能と並び替え機能で使いやすさアップ
ユーザー数が増えてくると、目当ての人を見つけるのが大変になります。そこで重要なのが検索機能と並び替え機能です。
検索機能の設定オプション:
検索対象 | ショートコードオプション |
---|---|
名前のみ | search_fields="display_name" |
名前+職業 | search_fields="display_name,uwp_job" |
全項目 | search_fields="all" |
並び替えの選択肢:
- 登録日順(新しい順/古い順)
- 名前順(あいうえお順/ABC順)
- 人気順(プロフィール閲覧数)
- ランダム(毎回違う順番)
ただし、並び替えオプションを増やしすぎると、かえって使いにくくなってしまいます。サイトの特性に合わせて、本当に必要な機能だけを実装するのがポイントです。
たとえば、フィットネスクラブのサイトなら「入会日順」や「目標別」での並び替えがあると便利。料理教室なら「得意料理別」や「レベル別」といった具合ですね。
ステップ3:プロフィールページを魅力的にカスタマイズする方法
ユーザーディレクトリができたら、次は個々のプロフィールページを魅力的にしていきましょう。「第一印象は3秒で決まる」と言われますが、プロフィールページでも同じことが言えます。
1. アバター画像とカバー写真設定で第一印象を良くする
プロフィールページで最も重要なのは、やはり画像です。UsersWPでは、アバター(プロフィール写真)とカバー写真の両方を設定できます。
アバター画像の設定ポイント:
推奨仕様 | 理由 |
---|---|
サイズ:200x200px以上 | 拡大表示でも画質を保つ |
ファイル形式:JPEGまたはPNG | 軽量で表示速度が速い |
ファイルサイズ:200KB以下 | ページの読み込み時間短縮 |
背景:単色または無地 | 顔がはっきり見える |
カバー写真の設定ポイント:
- サイズ:1200x300px(横長)
- その人らしさが伝わる画像
- テキストが読める程度の明るさ
- 著作権に問題のない画像
実は、画像が設定されていないユーザーも多いのが現実。そこで、デフォルトのアバター画像を魅力的なものに変更しておくと、サイト全体の印象がグッと良くなります。
2. 自己紹介欄やSNSリンクなど追加項目の設定手順
基本的なプロフィール情報に加えて、その人の個性が伝わる項目を追加してみましょう。UsersWPの「Form Fields」設定で、様々なフィールドタイプを追加できます。
よく使われる追加項目:
項目名 | フィールドタイプ | 用途例 |
---|---|---|
自己紹介 | Textarea | 趣味や経歴を自由記述 |
URL | SNS連携 | |
URL | SNS連携 | |
専門分野 | Select | 職業カテゴリ選択 |
趣味 | Checkbox | 複数選択可能 |
居住地域 | Text | 地域コミュニティで重要 |
特におすすめなのが「タグ機能」です。「#料理好き」「#プログラマー」「#犬派」といったタグを設定できると、共通の興味を持つ人同士が見つけやすくなります。
ただし、項目を追加する際は「本当に必要か?」を自問してください。情報が多すぎると、かえって読みにくくなってしまうからです。
3. ページビルダー(Elementor・Divi)との連携テクニック
WordPressでElementorやDiviなどのページビルダーを使っている場合、プロフィールページのデザインをさらにカスタマイズできます。
Elementorとの連携例:
- プロフィール情報をカード形式で表示
- タブ切り替えで情報を整理
- アニメーション効果で動きのあるページ
- カスタムCSSでブランドカラーに統一
連携時の注意点:
- モバイル対応を必ず確認
- 表示速度が遅くならないよう最適化
- プラグイン更新時の互換性チェック
実際の設定では、UsersWPのショートコードをElementorのショートコードウィジェットに配置する形になります。複雑に見えますが、一度覚えてしまえば自由度の高いデザインが作れるようになります。
デザインをもっとおしゃれに!見た目のカスタマイズテクニック
機能面の設定が完了したら、今度は見た目を整えていきましょう。「人は見た目が9割」という言葉もありますが、ウェブサイトでも第一印象は非常に重要です。
1. テーマに合わせた色やフォントの調整方法
UsersWPは、ほとんどのWordPressテーマと相性良く動作します。でも、デフォルトのスタイルだと少し味気ないかもしれません。
色の調整ポイント:
調整箇所 | 推奨カラー | 設定方法 |
---|---|---|
ボタンの色 | サイトのメインカラー | CSSカスタマイズ |
リンクの色 | アクセントカラー | テーマカスタマイザー |
背景色 | 白または薄いグレー | プラグイン設定 |
文字色 | ダークグレー(#333など) | CSS調整 |
フォントについては、日本語サイトなら以下のような設定がおすすめです:
- 見出し:「Noto Sans JP」または「Hiragino Sans」
- 本文:「游ゴシック」または「Helvetica」
- 英数字:「Roboto」または「Open Sans」
重要なのは、サイト全体との統一感です。UsersWPだけが浮いて見えないよう、既存のデザインに馴染むような色合いを選びましょう。
2. CSSを使わずにできる簡単デザイン変更
「CSSなんて分からない…」という方も安心してください。UsersWPには、コードを書かずにデザインを変更できる機能があります。
プラグイン設定でできるカスタマイズ:
- ディレクトリのレイアウト変更
- プロフィール画像のサイズ調整
- 表示する項目の順番変更
- 検索ボックスの位置調整
WordPress標準機能でできること:
- カスタマイザーでの色変更
- ウィジェットの配置調整
- メニューの設定
- フッターの編集
また、多くのWordPressテーマには「カスタムCSS」機能があります。ここに簡単なコードを追加するだけで、見た目を大きく変えることができるのです。
3. スマホ表示で崩れないレスポンシブ対応のチェックポイント
現在、ウェブサイトの閲覧者の約70%がスマートフォンを使用しています。UsersWPも標準でレスポンシブ対応していますが、カスタマイズ後は必ずチェックしておきましょう。
スマホでの確認ポイント:
チェック項目 | 良い例 | 悪い例 |
---|---|---|
文字の大きさ | 16px以上 | 12px以下 |
ボタンのサイズ | 指で押しやすい | 小さすぎて押せない |
画像の配置 | 適切にリサイズ | 画面からはみ出る |
テキストの幅 | 読みやすい行長 | 横に長すぎる |
確認には、ChromeやFirefoxの開発者ツールが便利です。F12キーを押して「デバイスツールバー」をクリックすると、様々なスマホサイズでの表示を確認できます。
実際のスマートフォンでもテストしてみてください。エミュレーターと実機では、微妙に見え方が違うことがあるからです。
よくあるトラブルと解決方法【つまづきやすいポイント対策】
UsersWPを使っていると、時々「あれ?うまくいかない…」という場面に出くわします。でも心配無用。よくあるトラブルには、たいてい簡単な解決方法があるのです。
1. ディレクトリが表示されない時の原因と対処法
「ショートコードを貼ったのに、ユーザーディレクトリが表示されない!」これは初心者によくあるトラブルです。
主な原因と解決方法:
原因 | 解決方法 |
---|---|
ショートコードの記述ミス | [uwp_users] の書き方を確認 |
ページの公開設定 | 固定ページが「公開」になっているか確認 |
プラグインの競合 | 他のプラグインを一時的に無効化 |
テーマの互換性問題 | デフォルトテーマで動作確認 |
キャッシュの影響 | ブラウザとプラグインのキャッシュクリア |
特に多いのが、ショートコードの前後に余計な文字が入ってしまうケース。コピー&ペーストする際は、改行や空白も一緒にコピーしてしまわないよう注意しましょう。
また、テーマによってはショートコードの動作が制限される場合があります。そんな時は、プラグインの設定で「Force load scripts」を有効にすると解決することが多いです。
2. ユーザー登録ができない問題の解決手順
「登録フォームに入力しても、なぜかエラーになってしまう」これも頻繁に起こるトラブルの一つです。
チェックすべき項目(優先度順):
- メール送信設定
- WordPressのメール送信機能が正常か確認
- WP Mail SMTPなどのプラグインを使用
- 必須項目の設定
- 必須マークの項目が全て入力されているか
- パスワードの強度設定が適切か
- サーバーの設定
- PHPのメモリ制限
- ファイルアップロードサイズ制限
- セキュリティプラグインの影響
- プラグインの競合
- セキュリティプラグインが登録を阻害していないか
- キャッシュプラグインの設定
実は、多くの場合、サーバーのメール送信設定が原因です。確認メールが届かないと登録が完了しないため、まずはメール機能をチェックしてみてください。
3. プロフィール画像がうまく表示されない時の確認事項
アバター画像の表示トラブルも、よく相談される問題です。画像がアップロードできない、または表示されない場合の対処法を見てみましょう。
画像表示トラブルの診断手順:
ステップ | 確認内容 | 対処法 |
---|---|---|
1 | ファイル形式 | JPEGまたはPNG形式か確認 |
2 | ファイルサイズ | サーバーの上限以下か確認 |
3 | 権限設定 | uploadsフォルダの書き込み権限 |
4 | Gravatarの設定 | WordPressのアバター設定 |
5 | プラグインの競合 | 画像最適化プラグインの影響 |
特に注意が必要なのは、Gravatarの設定です。WordPressはデフォルトでGravatarサービスを使用しますが、UsersWPの設定と競合することがあります。
「設定」→「ディスカッション」→「アバター」の項目で、「ローカルアバターのみ表示」に変更すると、問題が解決する場合が多いです。
また、WebPやAVIF形式の画像は、古いブラウザで表示されないことがあります。互換性を重視するなら、従来のJPEGやPNG形式を使用することをおすすめします。
まとめ
UsersWPを使ったユーザーディレクトリの作成は、思っているより簡単でした。プラグインをインストールして基本設定を済ませれば、わずか数時間でプロフェッショナルな会員制サイトが完成します。
重要なポイントは、まず目的を明確にすること。ビジネス向けなのか、コミュニティ向けなのかによって、必要な機能やデザインが大きく変わります。そして、ユーザーの立場に立って「使いやすさ」を常に意識することです。
最後に、完璧を求めすぎないことも大切です。まずは基本機能でサイトを公開し、ユーザーからの反応を見ながら少しずつ改善していく。これが、成功する会員制サイト運営の秘訣と言えるでしょう。