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qTranslate-XTで簡単に多言語対応!WordPressを多言語化する設定方法

「うちのWordPressサイトも多言語対応したいけど、なんだか難しそう…」

そんな風に思っている方も多いのではないでしょうか。実は、qTranslate-XTというプラグインを使えば、思っているよりもずっと簡単に多言語サイトが作れるんです。

海外からの訪問者が増えている今、英語や中国語、韓国語に対応したサイトは大きなアドバンテージになります。でも、言語ごとに別々のサイトを作るのは手間もコストもかかりますよね。

qTranslate-XTなら、一つのWordPressサイトで複数の言語を管理できます。しかも、設定から運用まで、思いのほか簡単。この記事では、初心者の方でも迷わずに多言語サイトを構築できるよう、順を追って詳しく解説していきます。

目次

これだけは押さえたい!qTranslate-XTの特徴とメリット

1. 1つの記事で複数言語を管理できる仕組み

qTranslate-XTの最大の特徴は、1つの投稿や固定ページで複数の言語を管理できることです。

通常の多言語対応では、日本語版、英語版、中国語版といった具合に、言語ごとに別々のページを作成する必要があります。これは管理が大変ですし、更新作業も言語の数だけ必要になってしまいます。

でも、qTranslate-XTなら話は別。一つの記事編集画面で、日本語、英語、中国語のコンテンツを同時に管理できるんです。たとえば、新商品の紹介記事を書くとき、日本語で書いた後、同じ画面で英語版、中国語版も追加していけます。

ここで注目したいのが、URLの管理方法です。同じ記事でも言語によってURLが変わる仕組みになっているため、SEO的にも有利。検索エンジンは言語ごとに適切なページを認識してくれます。

2. シンプルな操作で言語切替が可能

「プラグインって操作が複雑そう…」と心配になる方もいるかもしれませんが、qTranslate-XTの操作はとてもシンプルです。

記事編集画面では、言語ごとにタブが表示されます。日本語タブをクリックすれば日本語版の編集、英語タブをクリックすれば英語版の編集というように、直感的に操作できるんです。

サイト訪問者にとっても使いやすさは抜群。ヘッダーやサイドバーに表示される言語切替ボタンをクリックするだけで、瞬時に他の言語版に切り替わります。

実は、多くの多言語プラグインでは言語切替に時間がかかったり、ページが重くなったりすることがあります。でも、qTranslate-XTは軽量設計なので、ストレスなく言語を切り替えられるのが魅力です。

3. 軽量で高速動作する秘密

qTranslate-XTが他の多言語プラグインと大きく違うのは、その軽量性です。

多くの多言語プラグインは、言語ごとに別々のデータベーステーブルを作成したり、複雑な処理を行ったりします。これがサイトの動作を重くする原因になることが多いんです。

一方、qTranslate-XTは同一のデータベース内で言語データを管理する仕組みを採用。余計な処理が少ないため、サイトの表示速度への影響を最小限に抑えられます。

ただし、ここで注意したいポイントが一つあります。qTranslate-XTは現在、積極的な開発が行われていないプラグインです。新しいWordPressバージョンとの互換性に問題が生じる可能性があるため、使用前には必ずテスト環境での動作確認をお勧めします。

これだけは押さえたい!qTranslate-XTの基本情報

qTranslate-XTについて、まずは基本的な情報を整理しておきましょう。

項目詳細
正式名称qTranslate-XT
開発状況開発停止中(2018年頃より)
料金完全無料
ライセンスGPL v2
入手方法GitHubからダウンロード
対応WordPress4.0以上(最新版での動作は要確認)

1. 開発の歴史と現状を知ろう

qTranslate-XTは、もともと人気だった「qTranslate」の後継プラグインとして開発されました。

qTranslateは長い間WordPressの多言語化プラグインとして愛用されてきましたが、WordPressの仕様変更に対応できず開発が停止。その後を受け継ぐ形で、qTranslate-XTが登場したんです。

実は、このqTranslate-XTも現在は開発が停止しています。最後のアップデートは2018年頃で、それ以降は新機能の追加やバグ修正が行われていません。

では、なぜ今でも多くの人がqTranslate-XTを使っているのでしょうか。理由は、シンプルで軽量な設計により、新しいWordPressバージョンでも比較的安定して動作するからです。

2. プラグインの料金体系は?

qTranslate-XTは完全無料のプラグインです。

料金プラン価格制限事項
基本プラン無料なし
プレミアムプランなし
商用利用無料制限なし

多くの多言語プラグインが有料版と無料版を用意している中、qTranslate-XTは完全無料というのが大きな魅力。機能制限もありませんし、商用サイトでも自由に使用できます。

ただし、無料である分、サポートは期待できません。困ったときは自分で解決するか、コミュニティの情報を頼りにする必要があります。

3. 最新バージョンとサポート状況

現時点での最新バージョンは3.5.4です。

項目状況
最新バージョン3.5.4
最終更新日2018年頃
公式サポートなし
コミュニティサポート限定的
セキュリティ更新なし

開発が停止しているため、今後のWordPressアップデートで動作しなくなるリスクがあることは理解しておきましょう。実際に使用する場合は、定期的なバックアップと動作確認が必須です。

さっそく始めよう!qTranslate-XTのインストール手順

qTranslate-XTは公式のWordPressプラグインディレクトリには登録されていません。そのため、GitHubから直接ダウンロードする必要があります。

1. GitHubからダウンロードする方法

まず、qTranslate-XTの公式GitHubページにアクセスします。

手順はとても簡単です。GitHubページの「Code」ボタンをクリックし、「Download ZIP」を選択するだけ。ZIPファイルがダウンロードされます。

ここで気をつけたいのが、ダウンロードするブランチです。「master」ブランチが最新の安定版になりますので、特に理由がない限りはmasterブランチからダウンロードしましょう。

ダウンロードしたZIPファイルは、そのまま解凍せずに保存しておいてください。WordPressへのアップロード時に必要になります。

2. WordPressへのアップロード作業

WordPressの管理画面にログインし、「プラグイン」→「新規追加」を選択します。

ページ上部の「プラグインのアップロード」をクリックすると、ファイル選択画面が表示されます。先ほどダウンロードしたZIPファイルを選択し、「今すぐインストール」をクリック。

インストールが完了すると、「プラグインを有効化」というリンクが表示されます。これをクリックすれば、qTranslate-XTが使用可能になります。

ただし、ここで注意が必要です。有効化の前に、必ずサイトのバックアップを取っておきましょう。万が一、他のプラグインと競合が発生した場合に備えるためです。

3. 有効化後に確認すべきポイント

プラグインが正常に有効化されると、WordPress管理画面に変化が現れます。

まず確認したいのが、管理画面上部に言語切替のメニューが表示されているかどうか。正常にインストールされていれば、国旗のアイコンが並んだメニューが表示されるはずです。

次に、「設定」メニューに「Languages」という項目が追加されているかチェック。これがqTranslate-XTの設定画面へのリンクになります。

最後に、投稿や固定ページの編集画面を開いてみましょう。タイトル欄の下に言語切替用のタブが表示されていれば、インストールは成功です。

もしこれらの表示が確認できない場合は、WordPressのバージョンとの互換性に問題がある可能性があります。

初期設定で迷わない!言語の追加と基本設定

qTranslate-XTを有効化したら、次は言語の設定を行います。デフォルトでは英語とドイツ語が設定されているため、日本語サイトの場合は設定を変更する必要があります。

1. デフォルト言語を決めるコツ

「設定」→「Languages」を開くと、言語設定画面が表示されます。

最初に決めるべきは、サイトのメイン言語です。これは「Default Language」として設定される言語で、サイトの基本となる言語のこと。日本語がメインなら日本語、英語がメインなら英語を選択します。

デフォルト言語を決める際のポイントは、サイト訪問者の大部分が使用する言語を選ぶことです。たとえば、日本国内向けのサービスサイトなら日本語、グローバル展開を想定したサイトなら英語といった具合に。

実は、デフォルト言語は後から変更することも可能です。ただし、既存のコンテンツへの影響を考えると、最初に適切な言語を設定しておくのがベストです。

設定項目推奨設定理由
日本語サイトja(日本語)国内ユーザーがメイン
グローバルサイトen(英語)国際的な標準言語
地域特化サイト対象地域の言語ターゲット言語を優先

2. 追加したい言語を選んで有効化

デフォルト言語を設定したら、次は追加言語を選択します。

qTranslate-XTでは、50以上の言語がプリセットされています。日本語、英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、フランス語、ドイツ語、スペイン語など、主要な言語はほぼ網羅されています。

言語を追加する手順は簡単です。「Available Languages」のリストから必要な言語にチェックを入れ、「Save Changes」をクリックするだけ。

ここで考えておきたいのが、どの言語を追加するかです。闇雲に多くの言語を追加するのではなく、実際にコンテンツを提供できる言語に絞ることが重要。

言語選択の基準考慮ポイント
市場規模ターゲット地域の人口・経済規模
競合状況その言語での競合の多さ
翻訳リソース継続的な翻訳体制があるか
SEO効果検索ボリュームと競合レベル

3. 言語の優先順位を設定する理由

複数の言語を設定する場合、表示順序を決める必要があります。

言語の優先順位は、サイト上での言語切替メニューの表示順序に影響します。一般的には、デフォルト言語を最初に、続いて重要度の高い言語順に並べるのが効果的。

たとえば、日本語メインのサイトで英語と中国語に対応する場合、「日本語→英語→中国語」という順序が自然です。これにより、ユーザーは直感的に言語を選択できます。

実は、この順序はSEOにも影響を与える可能性があります。検索エンジンは最初に表示される言語をより重要な言語として認識する傾向があるためです。

優先順位の設定は、言語設定画面でドラッグ&ドロップで簡単に変更できます。サイトの特性に合わせて、最適な順序を設定しましょう。

サイト訪問者にとって使いやすい!言語切替メニューの設置

多言語サイトで最も重要なのが、言語切替メニューです。どんなに多言語対応していても、訪問者が言語を切り替える方法がわからなければ意味がありません。

1. ウィジェットを使った設置方法

qTranslate-XTをインストールすると、「qTranslate Language Chooser」というウィジェットが利用可能になります。

「外観」→「ウィジェット」の画面で、このウィジェットをサイドバーやフッターエリアにドラッグ&ドロップするだけで言語切替メニューが設置できます。

ウィジェットの設定では、表示形式を選択できます。国旗アイコンのみ、言語名のみ、または両方を表示するかを選べるんです。

表示形式メリットデメリット
国旗のみ直感的でコンパクト国と言語が一致しない場合がある
言語名のみ正確で誤解がないスペースを多く使用
国旗+言語名最も分かりやすい表示領域が必要

個人的には、国旗と言語名を両方表示する設定をお勧めします。特に英語の場合、アメリカ、イギリス、オーストラリアなど複数の国で使用されているため、国旗だけでは混乱を招く可能性があります。

2. 表示デザインをカスタマイズするテクニック

デフォルトの言語切替メニューをもっとおしゃれにしたい場合は、CSSでカスタマイズできます。

たとえば、国旗アイコンを丸くしたり、ホバー時にアニメーションを追加したりといったカスタマイズが可能です。

/* 言語切替メニューのカスタマイズ例 */
.qtranxs_language_chooser img {
    border-radius: 50%;
    transition: transform 0.3s ease;
}

.qtranxs_language_chooser img:hover {
    transform: scale(1.1);
}

ただし、カスタマイズする際は、ユーザビリティを損なわないよう注意が必要です。見た目の美しさよりも、使いやすさを優先しましょう。

実は、テーマによってはqTranslate-XT専用の言語切替メニューが用意されているものもあります。使用中のテーマがqTranslate-XTに対応している場合は、そちらを使用するのがおすすめです。

3. ベストな設置場所を見つけよう

言語切替メニューの設置場所は、サイトの使いやすさに大きく影響します。

一般的に効果的とされる設置場所は以下の通りです:

設置場所効果注意点
ヘッダー右上最も見つけやすいデザインとの調和が重要
グローバルナビゲーションアクセスしやすいナビゲーションが煩雑になる可能性
サイドバー上部常に表示されるサイドバーがないページでは非表示
フッターページ全体に影響しない見つけにくい場合がある

おすすめは、ヘッダーの右上部分です。多くのユーザーが言語切替機能を探す際に最初に見る場所だからです。

ここで重要なのが、スマートフォンでの表示も考慮すること。レスポンシブデザインでは、パソコン版とスマートフォン版で最適な配置が異なる場合があります。

記事作成がこんなに楽に!多言語コンテンツの作成方法

qTranslate-XTの設定が完了したら、いよいよ多言語コンテンツの作成です。一つの記事編集画面で複数言語を管理できるのがqTranslate-XTの大きな魅力です。

1. 投稿画面で言語タブを切り替える

投稿や固定ページの編集画面を開くと、タイトル欄の下に言語切替用のタブが表示されます。

日本語サイトで英語を追加した場合、「日本語」と「English」のタブが表示されているはずです。記事を書く際は、まず一つの言語でコンテンツを完成させ、その後他の言語のタブに切り替えて翻訳版を作成します。

操作は直感的です。日本語タブをクリックすれば日本語版の編集、Englishタブをクリックすれば英語版の編集という具合に。それぞれの言語で独立してタイトル、本文、抜粋を設定できます。

ここで注意したいのが、各言語版のコンテンツは個別に保存されるということ。日本語版を保存したからといって、英語版も同時に保存されるわけではありません。各言語のタブで個別に「更新」ボタンを押す必要があります。

2. 各言語で記事を書く時のポイント

多言語記事を作成する際は、単純な翻訳ではなく、各言語の読者に適した内容にすることが重要です。

たとえば、日本語版では日本人に馴染みのある例えや事例を使い、英語版では国際的に理解しやすい例えに変更するといった工夫が効果的。

文章の長さも言語によって調整が必要です。一般的に、英語は日本語よりも文字数が多くなる傾向があります。レイアウトが崩れないよう、各言語版でのプレビュー確認を怠らないようにしましょう。

言語別の注意点日本語英語中国語
文字数基準約1.2-1.5倍約0.7-0.8倍
改行多め控えめ適度
敬語重要なし適度に使用
数字表記漢数字も使用アラビア数字中国式表記

実は、SEOの観点からも各言語版で独自のコンテンツを作ることが重要です。機械翻訳をそのまま使用すると、検索エンジンに低品質なコンテンツと判断される可能性があります。

3. 画像やメディアファイルの管理術

多言語サイトでは、画像やメディアファイルの管理も重要な要素です。

qTranslate-XTでは、各言語版で異なる画像を使用することができます。たとえば、日本語版では日本人モデルの写真を使い、英語版では外国人モデルの写真を使うといった使い分けが可能です。

画像内にテキストが含まれている場合は、言語版ごとに異なる画像を用意する必要があります。日本語の文字が入った画像をそのまま英語版で使用すると、ユーザーエクスペリエンスが悪化してしまいます。

画像の種類対応方法注意点
商品写真共通使用OK文字が入っていないもの
図解・チャート言語別に作成文字部分の翻訳が必要
人物写真地域性を考慮ターゲット層に合わせる
ロゴ・バナー言語別に作成ブランド統一性も重要

ファイル名の管理も工夫が必要です。「image-ja.jpg」「image-en.jpg」のように、言語コードを含めた命名規則を決めておくと、後々の管理が楽になります。

URLの設定で迷わない!3つのパターンから選ぼう

qTranslate-XTでは、多言語コンテンツのURL構造を3つのパターンから選択できます。それぞれにメリット・デメリットがあるため、サイトの性質に合わせて選択することが重要です。

1. パラメータ型(?locale=ja)の特徴

パラメータ型は、URLの末尾にパラメータを追加して言語を指定する方式です。

例:

  • 日本語版:https://example.com/sample-page/?locale=ja
  • 英語版:https://example.com/sample-page/?locale=en

この方式の最大のメリットは、設定が簡単なことです。サーバーの設定変更やhtaccessファイルの編集が不要なため、初心者でも安心して利用できます。

メリットデメリット
設定が簡単URLが長くなる
サーバー設定不要SEO効果が限定的
トラブルが少ないユーザーに不親切
動作が安定プロフェッショナル感に欠ける

ただし、SEOの観点では他の方式に劣ります。検索エンジンは、パラメータ付きのURLよりもディレクトリ型のURLを好む傾向があるためです。

2. ディレクトリ型(/ja/)のSEO効果

ディレクトリ型は、言語コードをディレクトリとして表現する方式です。

例:

  • 日本語版:https://example.com/ja/sample-page/
  • 英語版:https://example.com/en/sample-page/

この方式は、SEO効果が最も高いとされています。検索エンジンが言語を明確に識別できるため、適切な地域の検索結果に表示されやすくなります。

メリットデメリット
SEO効果が高い設定がやや複雑
URLが分かりやすいサーバー設定が必要な場合
プロフェッショナルリダイレクト設定が必要
検索エンジンに優しいトラブル時の対応が困難

多くの大手企業のサイトがこの方式を採用していることからも、その効果の高さがうかがえます。本格的な多言語サイトを構築したい場合は、この方式がおすすめです。

3. サブドメイン型(ja.example.com)の使い分け

サブドメイン型は、言語ごとに異なるサブドメインを使用する方式です。

例:

  • 日本語版:https://ja.example.com/sample-page/
  • 英語版:https://en.example.com/sample-page/

この方式は、言語版を完全に独立したサイトとして運営したい場合に適しています。大規模な多言語サイトや、地域ごとに大きく内容が異なるサイトでよく使用されます。

適用ケースメリット注意点
大規模サイト管理が独立DNS設定が必要
地域特化地域最適化が容易SSL証明書が複数必要
チーム運営権限管理が簡単サーバーリソースが必要

実は、この方式はqTranslate-XTの標準機能では完全には対応していません。サブドメイン型を選択する場合は、追加の設定やカスタマイズが必要になることを理解しておきましょう。

知っておくと安心!qTranslate-XTを使う時の注意点

qTranslate-XTは便利なプラグインですが、使用する際に気をつけるべきポイントがいくつかあります。事前に理解しておくことで、トラブルを避けることができます。

1. テーマとの相性問題を避ける方法

qTranslate-XTは、すべてのWordPressテーマで完璧に動作するわけではありません。

特に注意が必要なのが、カスタムフィールドやページビルダーを多用するテーマです。これらの機能がqTranslate-XTの言語切替機能と競合する場合があります。

テーマとの相性を確認する方法は、テスト環境での動作確認が最も確実です。本番サイトに導入する前に、必ず以下の項目をチェックしましょう。

チェック項目確認内容対処法
ページ表示各言語版が正常表示されるかテーマファイルの修正
メニュー言語別メニューが機能するかメニュー設定の見直し
ウィジェットサイドバーが適切に表示されるかウィジェット設定の調整
レスポンシブスマホ表示に問題がないかCSS調整

もしテーマとの相性問題が発生した場合、テーマ開発者に問い合わせるか、テーマを変更することを検討しましょう。

2. プラグイン同士の競合を防ぐ対策

WordPressサイトでは複数のプラグインを同時に使用することが一般的ですが、qTranslate-XTと相性の悪いプラグインが存在します。

特に注意が必要なのが、以下のタイプのプラグインです:

プラグインタイプ競合リスク対策
キャッシュ系多言語対応の確認
SEO系設定の調整が必要
セキュリティ系通常は問題なし
バックアップ系設定確認推奨

キャッシュプラグインとの相性問題は特に深刻です。言語切替が正常に動作しなかったり、間違った言語のページが表示されたりする可能性があります。

プラグインの競合を確認する方法は、一つずつプラグインを無効化して問題の原因を特定することです。時間はかかりますが、最も確実な方法です。

3. バックアップを取るべきタイミング

qTranslate-XTは開発が停止しているプラグインのため、予期せぬトラブルが発生する可能性があります。

定期的なバックアップはもちろんですが、特に以下のタイミングでのバックアップは必須です:

  • qTranslate-XT導入前
  • WordPressのメジャーアップデート前
  • 他のプラグインの大幅アップデート前
  • テーマ変更前
  • サーバー移転前

バックアップの方法は、プラグインを使用するのが最も確実です。UpdraftPlusやBackWPupなどの定評あるバックアッププラグインを使用しましょう。

バックアップ項目重要度備考
データベース最高多言語コンテンツが保存
wpコンテンツプラグインファイル含む
設定ファイルwp-config.phpなど
ログファイルトラブル時の分析用

実は、qTranslate-XTで作成した多言語コンテンツは、プラグインを無効化すると表示されなくなります。そのため、他の多言語プラグインへの移行を検討する場合は、事前に移行方法を十分に調査することが重要です。

まとめ

qTranslate-XTは、WordPress初心者でも比較的簡単に多言語サイトを構築できる優秀なプラグインです。一つの記事編集画面で複数言語を管理できる機能や、軽量で高速な動作は大きな魅力といえるでしょう。

ただし、開発が停止していることを理解した上で使用する必要があります。定期的なバックアップとテスト環境での動作確認を欠かさないことが、安全な運用のポイントです。

多言語対応は今や多くのサイトで必要とされる機能です。qTranslate-XTを活用して、より多くの人にサイトの魅力を伝えていきましょう。適切な設定と運用により、グローバルな展開への第一歩を踏み出すことができるはずです。

プラグインはこちらからダウンロードできます!
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