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WP Globusで多言語・多通貨対応!WordPressをグローバルに運用する方法

海外進出を考えているなら、サイトの多言語化は避けて通れない道です。でも「翻訳って大変そう」「設定が複雑で分からない」と躊躇していませんか?

実は、WP Globusを使えば、意外と簡単にWordPressサイトを多言語化できるのです。しかも、単なる翻訳だけでなく、多通貨にも対応できるという優れもの。

この記事では、WP Globusの基本情報から実際の設定方法まで、誰でも理解できるよう丁寧に解説します。グローバルサイト運用の第一歩を、一緒に踏み出してみましょう。

目次

WP Globusプラグインの全貌が見えた!最初に知りたい基本のキ

まずは、WP Globusとは何者なのかを知っておきましょう。「聞いたことない」という方も多いかもしれませんが、実は多言語化プラグインの中では隠れた実力派なのです。

1. 作ったのは誰?WP Globusプラグインの素性を知る

WP Globusは、ロシアの開発チーム「WP Globus Team」によって作られたプラグインです。2015年にリリースされ、現在まで継続的にアップデートされています。

開発者たちは、ヨーロッパを中心とした多言語環境で実際にサイト運用を行っているため、現場のニーズを熟知しているのが特徴です。たとえば、キリル文字やアラビア文字といった、日本人にとって馴染みのない文字にも対応しています。

ただし、開発チームが海外にいるため、日本語でのサポートは限られている点は注意が必要です。

2. お値段はいくら?料金体系とプランの違いをスッキリ整理

WP Globusの料金体系は、非常にシンプルで分かりやすくなっています。

プラン価格対応言語数サポート期間
無料版$0制限なしコミュニティサポート
プロ版$79/年制限なし1年間プレミアムサポート
デベロッパー版$199/年制限なし1年間プレミアムサポート + 開発者向け機能

注目すべきは、無料版でも言語数に制限がないことです。他の多言語プラグインでは、無料版は2言語までという制約があることが多いのですが、WP Globusは違います。

実は、多くの基本機能は無料版でも利用できるため、まずは無料版で試してみることをおすすめします。

3. 今のバージョンは何?更新頻度と安定性をチェック

2025年9月現在、WP Globusの最新バージョンは2.12.5です。開発チームは定期的なアップデートを行っており、月1〜2回のペースで更新されています。

項目詳細
最新バージョン2.12.5
WordPress対応バージョン5.0以上
PHP対応バージョン7.4以上
更新頻度月1〜2回
セキュリティ対応迅速な対応実績あり

ここで注意したいのは、WordPressの最新バージョンへの対応速度です。WP Globusは比較的早い段階で対応してくれるため、安心して使い続けられます。

WordPressを多言語サイトにする理由って何だろう?

「そもそも、なぜ多言語サイトが必要なの?」と疑問に思う方もいるでしょう。実は、多言語化にはビジネス面でも技術面でも大きなメリットがあるのです。

1. 売上が2倍になる?多言語サイトのビジネス効果

多言語サイトの最大のメリットは、なんといってもマーケットの拡大です。日本語だけのサイトでは、基本的に日本人しかターゲットにできません。

しかし、英語対応するだけで、アクセス可能な人口は一気に15億人以上に跳ね上がります。たとえば、オンラインショップを英語対応させた企業では、売上が前年比で200%増加したケースも珍しくありません。

言語使用人口(概算)インターネット利用率
英語15億人60%
中国語14億人70%
スペイン語5億人80%
日本語1.2億人90%

実は、多くの海外ユーザーは、自国語で情報提供されているサイトを好む傾向があります。「英語ができるから大丈夫」ではなく、母国語での情報提供こそが信頼感につながるのです。

2. SEO的にも有利!Googleが評価する多言語サイトの作り方

Googleは多言語サイトを高く評価します。なぜなら、より多くのユーザーに価値のある情報を提供していると判断するからです。

適切に設定された多言語サイトでは、各言語版が独立して検索結果に表示されます。つまり、日本語で検索した人には日本語ページが、英語で検索した人には英語ページが表示されるということです。

ただし、ここで重要なのが「hreflang」の設定です。これにより、Googleに「このページとこのページは同じ内容の別言語版ですよ」と教えることができます。

3. 日本のサイトが世界に羽ばたく瞬間を体験する

多言語化は、単なる翻訳作業ではありません。文化の違いを理解し、現地のユーザーに合わせたコンテンツ作りが重要になります。

たとえば、色の使い方ひとつをとっても、文化によって意味が大きく異なります。日本では「白」は清潔感を表しますが、中国では「喪」を連想させる色として避けられることがあります。

実は、こうした文化的配慮こそが、グローバルサイト成功のカギを握っているのです。

WP Globusで何ができるの?機能を分かりやすく整理

WP Globusの機能は多岐にわたります。「こんなことまでできるの?」と驚くほど充実した機能が揃っているのです。

1. テキストをまるごと翻訳!投稿・固定ページの多言語化

WP Globusの基本機能は、投稿と固定ページの多言語化です。記事を書くとき、同じ編集画面で複数の言語版を同時に作成できます。

機能説明無料版有料版
投稿の多言語化ブログ記事の翻訳版作成
固定ページの多言語化会社概要やサービスページの翻訳
カスタム投稿タイプ対応商品ページなどの翻訳×
一括翻訳機能複数ページの同時翻訳×

実は、編集画面に各言語のタブが表示されるため、翻訳作業が非常に効率的に行えます。日本語を書きながら、すぐに英語版も確認できるのです。

たとえば、商品紹介ページを作成する場合、日本語版を書いた後、英語タブに切り替えて翻訳版を入力できます。この方式なら、原文と翻訳文の対応関係が分かりやすく、誤訳のリスクも減らせます。

2. メニューもウィジェットも丸ごと対応!サイト全体を翻訳

WP Globusのすごいところは、コンテンツだけでなく、サイトの構造部分まで翻訳できることです。

対応箇所詳細設定の難易度
ナビゲーションメニューヘッダーやフッターのメニュー項目簡単
ウィジェットサイドバーの内容簡単
カスタムフィールドACFなどの追加項目やや複雑
テーマオプションテーマの設定項目複雑

ここで注目したいのは、WordPressの標準機能であるメニューとウィジェットが簡単に翻訳できることです。「お問い合わせ」を「Contact」に、「会社概要」を「About Us」に変更するのも、専門知識なしで可能です。

ただし、使用しているテーマによっては、一部の機能が制限される場合があります。導入前に、現在のテーマとの相性を確認しておくことをおすすめします。

3. 言語切り替えボタンで訪問者も迷わない

多言語サイトで重要なのが、訪問者が簡単に言語を切り替えられることです。WP Globusでは、複数のスタイルの言語切り替えボタンを提供しています。

表示形式のバリエーションも豊富で、国旗アイコン、言語コード(EN、JA)、言語名(English、日本語)から選べます。実は、国旗の表示には注意が必要で、言語と国が一対一で対応しないケースがあります。たとえば、英語はアメリカ、イギリス、オーストラリアなど複数の国で使われているため、どの国旗を使うかで議論になることもあります。

そんなときは、言語コードや言語名での表示を選ぶのが無難です。

多通貨対応って本当に必要?お金の壁を取り払う方法

多言語化と合わせて検討したいのが、多通貨対応です。「日本のサイトだからお金は円だけで十分」と思うかもしれませんが、実はそうでもありません。

1. 海外のお客さんが買いやすくなる仕組み

海外のお客さんにとって、自国通貨での価格表示は購入の決め手になります。なぜなら、為替計算をしなくても、すぐに価格の妥当性が判断できるからです。

通貨対応状況購入完了率平均滞在時間
円のみ表示2.3%1分20秒
多通貨対応4.7%2分45秒

たとえば、100ドルの商品があったとします。アメリカの消費者にとって、「14,500円」と表示されるより「$100」と表示される方が、価格の妥当性をすぐに判断できるのです。

実は、心理学的にも「自国通貨での価格表示」は安心感を与える効果があると言われています。

2. 為替レートの自動更新で手間いらず

WP Globusの多通貨機能では、為替レートの自動更新に対応しています。これにより、常に最新のレートで価格が表示されます。

為替レートの取得には、複数のAPIソースを利用できます。主要なものとして、Yahoo Finance、European Central Bank、Bank of Canadaなどがあります。

ただし、為替レートの更新頻度は設定で調整できますが、あまり頻繁に更新すると、価格が頻繁に変わってしまい、お客さんを混乱させる可能性があります。一般的には、1日1回程度の更新が適切とされています。

3. 決済までスムーズに完了する流れを作る

多通貨対応で重要なのは、表示だけでなく、実際の決済まで一貫して対応することです。WP Globusは、WooCommerceとの連携により、決済まで含めた多通貨対応が可能です。

決済時の通貨変換には、いくつかの方式があります。表示通貨のまま決済する方式と、最終的に特定の通貨(多くの場合、米ドル)に変換する方式です。

実は、PayPalやStripeなどの主要な決済サービスは、多通貨決済に対応しているため、技術的なハードルはそれほど高くありません。

実際の設定はどうやるの?WP Globusの使い方を段階別に解説

理論は分かったけれど、「実際の設定はどうするの?」と気になりますよね。WP Globusの設定は、思っているよりも簡単です。

1. プラグインをインストールしてから最初の設定まで

WP Globusのインストールは、他のWordPressプラグインと同じです。管理画面の「プラグイン」→「新規追加」で「WP Globus」を検索し、インストール・有効化します。

ステップ作業内容所要時間
1プラグインのインストール2分
2基本設定の入力5分
3言語の追加3分
4テスト表示の確認2分

有効化すると、管理画面の左サイドバーに「WP Globus」のメニューが追加されます。最初に行うのは、デフォルト言語の設定です。日本のサイトであれば、通常は日本語を選択します。

ここで注意したいのは、後からデフォルト言語を変更するのは複雑だということです。最初の設定で間違えないよう、慎重に選択しましょう。

2. 言語を追加して翻訳ページを作成する手順

言語の追加は、「WP Globus」→「Settings」→「Languages」から行います。追加したい言語を選択し、言語コード(例:英語ならen、中国語ならzh)を設定します。

実は、言語コードの設定は非常に重要です。SEO的な観点から、正しいコードを使用しないと、検索エンジンに適切に認識されない可能性があります。

主要言語のコードは以下の通りです:

言語コード備考
日本語ja標準
英語(米国)en-USアメリカ英語
英語(英国)en-GBイギリス英語
中国語(簡体)zh-CN中国本土
中国語(繁体)zh-TW台湾・香港

言語を追加した後は、既存のページに翻訳版を作成します。投稿や固定ページの編集画面で、言語タブが表示されるようになるため、そこに翻訳文を入力していきます。

3. 言語切り替えメニューをサイトに表示する方法

言語切り替えボタンの設置は、ウィジェット機能を使用します。「外観」→「ウィジェット」で「WP Globus Language Switcher」ウィジェットを、表示したい場所(ヘッダー、サイドバー、フッターなど)にドラッグ&ドロップします。

表示スタイルは複数から選択できます:

  • フラグ(国旗)のみ
  • 言語コードのみ
  • 言語名のみ
  • フラグ + 言語名

たとえば、国際的なビジネスサイトであれば、言語名のみの表示が分かりやすく、文化的な配慮も不要です。一方で、観光サイトなどでは、視覚的に分かりやすい国旗表示も効果的でしょう。

他の多言語プラグインと何が違うの?比較で見えてくる特徴

多言語化プラグインは、WP Globus以外にも多数存在します。「どれを選べばいいの?」と迷っている方のために、主要プラグインとの比較をしてみましょう。

1. PolylangやWPMLとの機能面での違い

多言語化プラグインの世界では、WPML、Polylang、WP Globusが三強と言えるでしょう。それぞれに特徴があります。

プラグイン価格設定の複雑さ翻訳方式日本語サポート
WPML$29〜/年複雑別ページ作成あり
Polylang無料/€99中程度別ページ作成あり
WP Globus無料/$79簡単同一ページ内翻訳限定的

WP Globusの最大の特徴は、同一ページ内で複数言語を管理する方式です。WPMLやPolylangは、言語ごとに別々のページを作成しますが、WP Globusは1つのページに複数言語を含めます。

実は、この方式にはメリットとデメリットがあります。メリットは管理が楽なこと、デメリットはページサイズが大きくなることです。

2. 設定の簡単さはどちらが上?初心者目線で比較

初心者にとって最も重要なのは、設定の簡単さでしょう。この点で、WP Globusは他のプラグインより優位に立っています。

設定項目の数を比較してみましょう:

設定カテゴリWPMLPolylangWP Globus
基本設定12項目8項目5項目
詳細設定25項目15項目10項目
SEO設定8項目6項目3項目

WP Globusは、「とりあえず動かす」までのハードルが低いのが特徴です。ただし、細かいカスタマイズを行いたい場合は、WPMLの方が柔軟性があります。

たとえば、URLの構造を細かく制御したい場合、WPMLでは「domain.com/en/」「domain.com/ja/」のような設定が可能ですが、WP Globusでは選択肢が限られます。

3. SEO対策の強さと表示速度のバランス

SEO的な観点では、各プラグインで異なるアプローチを取っています。

WP Globusは、hreflangタグの自動設定やGoogleサーチコンソールとの連携など、基本的なSEO対策はしっかり押さえています。しかし、高度なSEO設定については、WPMLに分があります。

表示速度の面では、WP Globusの同一ページ方式は、初回読み込み時には不利ですが、言語切り替え時の速度は優秀です。なぜなら、すべての言語データがすでに読み込まれているからです。

実は、この特性により、ユーザーの離脱率が低くなるという報告もあります。

WP Globusでよくあるトラブルと解決法

どんなプラグインでも、使っているうちにトラブルが発生することがあります。WP Globusでよく報告される問題と、その解決法をまとめてみました。

1. 翻訳が表示されない時の対処法

「翻訳を作成したのに表示されない」というトラブルは、WP Globus初心者によく見られます。このトラブルの原因は、主に3つあります。

まず、言語の設定が正しくない場合です。管理画面で設定した言語コードと、実際にブラウザが認識している言語が異なることがあります。

チェック項目確認方法解決方法
言語コード設定WP Globus設定画面で確認正しいコードに修正
ブラウザ言語設定ブラウザ設定で確認テスト用に言語を変更
キャッシュの影響キャッシュクリアプラグインやサーバーキャッシュをクリア

実は、キャッシュプラグインが原因で翻訳が表示されないケースが多いのです。特にW3 Total CacheやWP Super Cacheを使用している場合は、多言語対応の設定が必要になります。

二つ目の原因は、翻訳内容が空の場合です。翻訳タブは開いたものの、実際には何も入力していないケースです。この場合、デフォルト言語の内容が表示されるため、翻訳されていないように見えます。

2. 言語切り替えボタンが動かない原因と修正方法

言語切り替えボタンのトラブルで最も多いのは、JavaScriptの競合です。他のプラグインやテーマとの間で、JavaScriptライブラリの衝突が起こることがあります。

この問題を特定するには、プラグインを一つずつ無効化して、どこで問題が発生するかを確認します。手間はかかりますが、確実に原因を特定できます。

よく競合を起こすプラグインとしては、以下があります:

  • スライダー系プラグイン(Revolution Sliderなど)
  • アニメーション系プラグイン
  • 古いjQueryを使用するプラグイン

実は、テーマによっては、カスタムJavaScriptが必要な場合もあります。この場合は、テーマの開発者に問い合わせるか、専門知識のある人に依頼することをおすすめします。

3. テーマとの相性問題を解決するコツ

テーマとの相性問題は、多言語プラグインの宿命とも言えます。特に、高機能なテーマや古いテーマで問題が発生しやすくなります。

相性問題の症状としては、レイアウトの崩れ、フォントの問題、CSSの競合などがあります。これらを解決するには、いくつかのアプローチがあります。

まず、テーマの更新です。古いテーマを使用している場合、最新版にアップデートすることで問題が解決することがあります。ただし、大幅なカスタマイズを行っている場合は、事前にバックアップを取ることをお忘れなく。

次に、子テーマの活用です。カスタムCSSやPHPコードの追加が必要な場合は、子テーマを作成して対応します。これにより、テーマのアップデートで変更が失われることを防げます。

実は、WP Globus公式サイトでは、主要テーマとの相性情報を公開しています。新しいテーマの導入を検討している場合は、事前に確認しておくと良いでしょう。

まとめ

WP Globusは、WordPressサイトの多言語化を手軽に実現できる優秀なプラグインです。無料版でも十分な機能を持ち、設定も比較的簡単なため、多言語化の第一歩として最適でしょう。

多言語・多通貨対応は、もはや大企業だけの特権ではありません。中小企業や個人事業主でも、適切なツールを選択すれば、グローバル市場への扉を開くことができます。WP Globusは、その扉を開くための確実な鍵となるはずです。

ただし、完璧なプラグインは存在しません。自社のニーズと照らし合わせて、メリットとデメリットを十分に検討した上で導入を決定しましょう。まずは無料版で試してみて、手応えを感じたら有料版への移行を検討するのが賢明な判断と言えるでしょう。

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