WordPressで記事を書いていて、「もっとWordみたいに使えたらいいのに」と感じたことはありませんか?実は、そんな悩みを一気に解決してくれるプラグインがあります。それが「TinyMCE Advanced」です。
このプラグインを導入すると、まるでWordを使っているような感覚で記事が書けるようになります。文字装飾ボタンが20種類以上追加されて、HTMLの知識がなくても本格的な記事装飾が可能になります。しかも完全無料で使えるので、初心者の方でも安心して導入できます。
今回は、このTinyMCE Advancedの使い方から設定方法まで、わかりやすくご紹介します。記事作成の効率が格段にアップすること間違いなしです。
WordPressエディタの悩み、これで解決
WordPressのデフォルトエディタを使っていると、いくつかの不便さを感じることがあります。でも、これらの問題はTinyMCE Advancedで一気に解消されます。
文字装飾ボタンが少なくて物足りない
標準のWordPressエディタって、正直言って機能が限られていますよね。太字やイタリックはできても、フォントサイズを変更したり、文字色を変えたりするのは一苦労です。
TinyMCE Advancedを導入すると、以下のようなボタンが一気に追加されます:
追加される機能 | できること |
---|---|
フォントサイズ変更 | 文字の大きさを自由に調整 |
文字色・背景色 | カラフルな装飾が可能 |
上付き・下付き文字 | 化学式や数式の表記 |
取り消し線 | 修正箇所の表示 |
アンダーライン | 重要な部分の強調 |
表を挿入したいけどHTMLが分からない
記事に表を入れたいと思っても、HTMLでテーブルタグを書くのは面倒ですよね。実は、TinyMCE Advancedなら表作成も簡単にできます。
ボタン一つで表が挿入できて、行や列の追加・削除もドラッグ&ドロップで可能になります。比較表や価格表など、見やすいコンテンツが手軽に作成できるようになります。
他のソフトみたいに使えたらいいのに
WordやGoogleドキュメントを普段使っている方なら、「同じ感覚でWordPressも使いたい」と思うはず。TinyMCE Advancedを導入すると、まさにその願いが叶います。
ツールバーをカスタマイズして、よく使う機能だけを配置することも可能です。自分好みのエディタ環境を作れるので、記事作成がストレスフリーになります。
TinyMCE Advancedってどんなプラグイン?
ここで、TinyMCE Advancedの基本情報を整理してみましょう。実は、現在は名前が変わっているんです。
基本情報をサクッと確認
まずは、プラグインの詳細情報をテーブルでまとめました:
項目 | 詳細 |
---|---|
作成者 | Andrew Ozz |
料金 | 完全無料 |
対応WordPress | 5.0以降 |
対応エディタ | ブロック・クラシック両対応 |
ダウンロード数 | 数百万回以上 |
言語対応 | 日本語対応済み |
最終更新 | 定期的に更新中 |
今は「Advanced Editor Tools」が正式名称
ちょっと混乱するかもしれませんが、このプラグインは現在「Advanced Editor Tools」という名前に変更されています。でも、多くのユーザーには旧名称の「TinyMCE Advanced」で親しまれています。
なぜ名前が変わったかというと、WordPressのエディタシステムが進化したからです。ブロックエディタにも対応するため、より適切な名前になりました。
完全無料で使える安心感
このプラグインの素晴らしいところは、高機能なのに完全無料であることです。有料版への誘導もありません。WordPress公式プラグインディレクトリで配布されているので、安心して使えます。
ただし、無料だからといって機能が劣るわけではありません。むしろ、有料のエディタプラグインに負けないくらい充実した機能が揃っています。
このプラグインでできること
TinyMCE Advancedを導入すると、記事作成の幅がグンと広がります。具体的にどんなことができるようになるのか見てみましょう。
Wordみたいな感覚で記事が書ける
一番の魅力は、Microsoft Wordのような使い心地になることです。慣れ親しんだ操作感で記事が書けるので、学習コストがほとんどかかりません。
たとえば、文章を選択して右クリックすると、コピー・貼り付けメニューが表示されます。これまでのような特別な操作は不要になります。
20種類以上の便利ボタンが追加される
デフォルトのエディタでは10個程度だったボタンが、20種類以上に増えます。追加される主なボタンは以下の通りです:
カテゴリ | 機能ボタン |
---|---|
文字装飾 | フォントサイズ、文字色、背景色 |
特殊文字 | 上付き、下付き、特殊記号 |
レイアウト | 表挿入、水平線、改ページ |
編集機能 | 検索・置換、元に戻す・やり直し |
書式設定 | インデント、リスト、引用 |
HTMLを知らなくても本格的な装飾が可能
これまでHTMLタグを直接書いていた装飾も、ボタン一つでできるようになります。たとえば、以下のような装飾が簡単に:
- 太字やイタリックの設定
- アンダーラインや
取り消し線 - 文字サイズの変更(大きく・小さく)
- カラフルな文字色や背景色
実は、これらの装飾は読みやすさの向上にもつながります。重要な部分を強調したり、情報を整理したりすることで、読者にとって親切な記事になります。
3分で完了!インストール方法
「難しそう」と思うかもしれませんが、インストールは驚くほど簡単です。WordPressの管理画面から数クリックで完了します。
WordPress管理画面からプラグイン検索
まず、WordPressの管理画面にログインします。左メニューから「プラグイン」→「新規追加」をクリックしてください。
検索ボックスに「Advanced Editor Tools」と入力します。TinyMCE Advancedで検索しても同じプラグインが表示されます。検索結果の一番上に表示されるはずです。
有効化してすぐに使える状態に
「今すぐインストール」ボタンをクリックして、インストールが完了したら「有効化」を押します。これだけで基本的な機能が使えるようになります。
インストール直後でも、エディタ画面を開くとボタンが増えていることが確認できます。特別な設定をしなくても、すぐに便利機能が使えるのが嬉しいポイントです。
特別な設定は不要で初心者も安心
ここで注意したいのは、複雑な初期設定は一切必要ないということです。インストール直後から、多くの便利機能がそのまま使えます。
もちろん、後から細かくカスタマイズすることも可能です。でも、とりあえず使ってみたいという方は、そのまま記事作成を始めても大丈夫です。
使いこなし術!設定のコツ
基本的な使用には設定不要ですが、より便利に使うためのカスタマイズ方法もご紹介します。自分好みのエディタ環境を作ってみましょう。
エディタタイプに合わせた設定画面を選ぼう
WordPressには「ブロックエディタ」と「クラシックエディタ」の2種類があります。TinyMCE Advancedの設定画面も、それぞれに対応したタブが用意されています。
設定画面は「設定」→「Advanced Editor Tools」から開けます。上部に「ブロックエディタ」「クラシックエディタ」のタブが表示されるので、自分が使っているエディタに合わせて選択してください。
よく使うボタンだけをツールバーに配置
全ての機能ボタンを表示すると、ツールバーが煩雑になってしまいます。実は、必要な機能だけを選んで配置することができます。
以下のような配置がおすすめです:
用途 | おすすめボタン |
---|---|
基本的な装飾 | 太字、イタリック、アンダーライン |
色関係 | 文字色、背景色 |
レイアウト | 表挿入、水平線 |
編集機能 | 元に戻す、やり直し |
ドラッグ&ドロップで簡単カスタマイズ
ツールバーの配置変更は、マウスでドラッグ&ドロップするだけです。上のツールバーエリアに必要なボタンを移動させて、不要なものは下のエリアに戻します。
ここで注意したいのは、よく使う機能を左側に配置することです。記事作成の効率が格段にアップします。
便利な機能を実際に使ってみよう
理論だけでなく、実際にどんな風に使えるのかを見てみましょう。日常的な記事作成での活用例をご紹介します。
表作成機能で見やすい比較表を作成
商品比較や料金プランの説明など、表があると分かりやすくなりますよね。TinyMCE Advancedの表作成機能を使えば、以下のような表が簡単に作れます:
プラン名 | 月額料金 | 機能数 | サポート |
---|---|---|---|
ベーシック | 980円 | 10個 | メール |
スタンダード | 1,980円 | 20個 | 電話・メール |
プレミアム | 2,980円 | 無制限 | 24時間対応 |
表の作成手順は以下の通りです:
- 表アイコンをクリック
- 行数と列数を指定
- セル内にテキストを入力
- 必要に応じて行・列を追加
フォントサイズ変更で重要な部分を強調
記事の中で特に強調したい部分は、フォントサイズを変更すると効果的です。見出しほどではないけれど、読者の注意を引きたい情報に使います。
たとえば、キャンペーン情報や注意事項などに活用できます。ただし、使いすぎると読みにくくなるので、本当に重要な部分だけに限定しましょう。
文字色・背景色で読みやすさアップ
色を使った装飾も、読みやすさの向上につながります。以下のような使い分けがおすすめです:
色の種類 | 使用場面 | 効果 |
---|---|---|
赤文字 | 注意事項、重要ポイント | 警告・強調 |
青文字 | 補足情報、リンク | 情報提供 |
背景色 | ポイントのまとめ | 視覚的な区切り |
ここで注意したいのは、色の使いすぎです。多用すると逆に読みにくくなってしまうので、ポイントを絞って使いましょう。
注意点とトラブル対処法
便利なTinyMCE Advancedですが、使用時に気をつけたいポイントもあります。事前に知っておくと、トラブルを避けられます。
テーマとの相性問題を避ける方法
WordPressテーマによっては、TinyMCE Advancedの装飾が正しく表示されない場合があります。特に、カスタムCSSが多く使われているテーマでは注意が必要です。
対処法としては、まず少しずつ機能を試してみることです。問題が起きた場合は、以下の手順で確認してください:
- 他のプラグインを一時的に無効化
- デフォルトテーマに変更して確認
- 問題のある機能を特定
- 必要に応じて代替方法を検討
ブロックエディタでの使用時の設定
ブロックエディタ(Gutenberg)で使用する場合は、専用の設定が必要です。「Classic Paragraph」ブロックを有効にしないと、TinyMCE Advancedの機能が使えません。
設定画面の「ブロックエディタ」タブで、「Classic Paragraph and Classic Block」にチェックを入れてください。これにより、ブロックエディタ内でもクラシックエディタの機能が使えるようになります。
不具合が起きた時の対処法
もし何か問題が発生した場合は、以下の順番で対処してください:
ステップ | 対処内容 | 確認ポイント |
---|---|---|
1 | プラグインの更新確認 | 最新版になっているか |
2 | 他のプラグインとの競合 | 一時的に無効化して確認 |
3 | テーマとの相性 | デフォルトテーマで動作確認 |
4 | 設定の見直し | 初期設定に戻して再設定 |
実は、多くのトラブルはプラグインの競合が原因です。まずは他のプラグインを無効化して、原因を特定することから始めましょう。
まとめ
TinyMCE Advancedは、WordPressでの記事作成を劇的に改善してくれる優秀なプラグインです。完全無料でありながら、有料ツールに負けない機能を提供しています。インストールも3分程度で完了するので、今すぐ導入することをおすすめします。
このプラグインを使うことで、記事作成の効率が格段にアップします。HTMLの知識がなくても本格的な装飾ができるようになり、読者にとって見やすい記事が作成できます。特に、表作成機能や文字装飾機能は、情報を整理して伝える際に威力を発揮します。
ただし、機能が豊富だからといって装飾を使いすぎないよう注意しましょう。読みやすさを最優先に考えて、本当に必要な部分だけに装飾を施すことが、良い記事を作るコツです。ぜひTinyMCE Advancedを活用して、より魅力的なWordPress記事を作成してください。